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失われた週末(1945)
僕の大好きな映画監督ビリー・ワイルダーが1945年に撮ってアカデミー賞を受賞したモノクロ映画「失われた週末」をDVDで見ました。
主人公は売れない小説家。思うように筆は進まないし、自分自身に誇れるものはないし…と、ついつい酒に逃避するうちにすっかりアルコール中毒になってしまいまして…
そんな彼を恋人は一生懸命に救おうとするのですが、彼はそんな思いやりや現実から目をそむけるためにアルコールに逃げ続け… という、かなりシリアスな映画です。
それにしてもやはりすごいと思うのは、よくできた映画は60年とか経って初めて見てもやはり面白いってこと。このDVDが1000円以下で買えちゃう世の中って、本当に映画好きには恵まれた時代だな~と思いました。
学生の頃、自分の好きな映画をもう一度見たくて、毎度毎度情報誌を買ってきては日本全国どこかの映画館でその映画がリバイバル上映されていないかチェックしていた頃が懐かしくなりました。
(2005年記)