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終わらない週末(2023)
Netflixで"2023年のベスト映画のひとつ"とオススメされてきたけど、なかなか見なかったサム・エスメイル監督「終わらない週末」を、ついに見た。2時間20分の長尺なので気合いがね。
M・ナイト・シャマランの映画じゃないけど、謎な出来事が次々と起こり… いや、この先を書いたら、すでにネタバレやん!
かなりの緊迫感を長時間強いられるスリリングな映画ですが、終わった瞬間の感想は賛否両論… とゆーか、どちらかと言えば否定派が多いだろうと思う1作でした。
登場人物を普通に横から捉えているカメラが、ぐにゃぁ〜って上昇して上から人を捉えたり、構図が斜めになったりするカメラワークが、見ていてめちゃくちゃ気持ち悪くて好みだけど。
ジュリア・ロバーツがものすごく神経質で意地悪で嫌なおばちゃんを演じていて、(もともと好きなだけに)悲しかった。
【以下、ネタバレです】
M・ナイト・シャマランの「ハプニング」じゃないけど、謎な出来事が次々と、次々と起こり…
結局、全て謎のまま、何も解決せずに終わるんかいっ!? って映画であることが衝撃なんですが。「ハプニング」との違いは、本作の中で提示されたものにはそれぞれに意味があり、監督によれば最後に投げっぱなしにするのも、観客のみなさん自身がよく考えてみてねって意図らしい… らしいのですよ。
スマホに頼り切って便利な生活をしていると、電波がなくなった途端に何も出来なくなるとか。自動運転のテスラは勝手に自走してガンガン事故起こすとか。ネットがダメになって配信が見れなくなっても、最後に頼れるのがDVD(フィジカルメディア)だとか。
白人と黒人とか、アメリカ人とスペイン人とか。
現代社会の歪みをいろいろと提示して見せてくれているようなんですが… 監督の言いたいことはわかったけど… それでもこの結末はエンタテインメントとしていかがなものか?
個人的には「フレンズ」のファンだから、少しは許せる?けど。