僕のミッシー(2020)
なんか軽い映画が見たくなって、タイラー・スピンデル監督が撮ったNetflixオリジナルコメディ映画
「僕のミッシー」を見たんだけど、あまりに下品でわやくちゃな内容にちょっと引いた(笑)。
主人公ティムは婚約していた彼女を同僚に奪われて落ち込みながら、新たな運命の相手を探す日々を送っている。
ある日、たまたま空港で起きたアクシデントで出会った女性は、美人な上に趣味嗜好がピッタリで一瞬で意気投合。お互いに別の飛行機に乗るので連絡先だけ交換する。
折よく会社ではハワイへの社員旅行が計画されていて、ティムは思い切って同伴者として彼女を誘ってみたところ「OK」の返信が! しかし、出発の日、花束を持って盛り上がりまくるティムの前に現れたのは、少し前にブラインドデートで出会ったエキセントリックかつ奇妙奇天烈な女性だった。
ティムは間違った相手とメッセンジャーをやり取りしていたのだ。そこから、会社のトップや同僚の前で、このとんでもない女性がまき起こす下品で空気を読まない行動にティムは振り回されることに…
このとんでもない下品な女性を全身全霊で演じるローレン・ラプカスが凄すぎる。それだけは間違いない。こんな酷い役を、こんなに徹底的に酷く見えるように演じる女優魂には頭が下がる。
でも、残念ながら、この映画で評価できるのは彼女の熱演だけで、他に特に見るべきところはない。浅い脚本に、魅力のない登場人物。90分で終わってくれて良かった…と心底思った。
いやぁ… それにしても、ローレン・ラプカスは凄い。映画の冒頭のブラインドデートの場面だけ見て、彼女の表情や全身を使った演技を是非見てください。そこから後は見なくていいので!(笑)