アフリカン・カンフー・ナチス(2021)
劇場公開時に観に行くか迷って、結局タイミングが合わなくて観なかった映画、セバスチャン・スタイン&サミュエル・K・ヌカンサー監督の2021年作品「アフリカン・カンフー・ナチス」を今さらながら見ました。
第二次大戦後、ヒトラーと東條英機は生きていた。彼らは逃げ延びた先のガーナを制圧すると、空手と魔術的な国旗を用いながら現地の人々を新たな人種「ガーナ・アーリア人」として洗脳し、世界を侵略するための拠点を築いていく… と、そんな物語。まぁ、それは良しとしよう。
だけど、見なくても良かったなぁー、これ…
こんな下手な作りの映画、久しぶりに見た。トンデモ映画やヘンテコ映画は好きなんですが、本作はあまりの映画作りの下手さ加減に衝撃を受けました。
ワンパターンの映像に、ワンパターンの音楽。意味のないフォーカス。場面ごとにいちいち暗転。スーパーチープな特撮(特撮と言っていいものか？)。下手な演技… ここまで見事に揃っているとは！
まぁ、でも、素人が溢れる情熱で作った自主映画なんだから、そこは笑って見てあげなきゃいけないんだろうなぁ…
と思って見てるんだけど、正直、しんどかったです。
武闘会のシーンは、懐かしの残虐格闘ゲーム「モータル・コンバット」のトドメ演出"フェイタリティ"を実写にしたような感じで、ちょっと和みました。