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Saltburn(2023)

「プロミシング・ヤング・ウーマン」のエメラルド・フェネル監督の待望の新作は、劇場公開されず最初からAmazonプライムで配信リリースとなった「Saltburn」。くせもの名優バリー・コーガンを主演に迎え、特権階級に生きる人々に憧れる青年を演じさせる。31歳で大学生の役はどうかと思ったが、顔も少しシュッとして、まぁ、なんとか違和感はない。

特権階級の暮らしっぷりを描くということで、とにかくセットやロケーションが贅沢。その際立った映像の美しさには目を見張る。

物語の方は、「プロミシング・ヤング・ウーマン」が凄すぎただけに、ちょっと残念。このパターンのお話はいくつも見てきたので、あまり新規性を感じない。ただし、主人公の捻くれまくった狂気的な性格と、その複雑怪奇なキャラクターを演じ切るバリー・コーガンは、やはり凄かった。まぁ、それが出来るから彼を主役に持ってきてるんだけど…

過去に見たどのへんの映画に似てるってだけでネタが割れちゃうので、何も書きませんが、類似する物語を見ていない人にとってはとても面白い作品だと思うし、映画としてはとても良く出来ている。

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