AIで論文が書けるのかやってみる
ChatGPTなど文章を書いてくれるAIが話題です。今月に入ってから「AIで論文が書けちゃうのでは?」「これはまずいぞ」「大学での教え方が変わってくる」みたいなTweetが散見します。そんな中、下記のTweetを見つけました。
参考文献が表示される(ソースをちゃんと自分で確認できる)のはありがたい。「ものは試し」と件のやり方を試みてみた。自分の研究テーマのタイトルになりそうなものを入れ、Enterキーを押す。そうしたら、文章が出るわ出るわ…。AIから文章が湧いて出てきた。毎日働き詰めだったとはいえ、私が調べるのに3ヵ月かかっていた内容を、AIが瞬時に書き下している事実に衝撃。潔すぎて、楽しくなってきました。研究テーマが英語圏の地域だからでしょう。英文のソースが豊富な分、出るわ出るわ(※ちなみに同じクエリを日本語で入れても、あまり出てきませんでした)
結論から言えば、大学のレポート程度のものであれば、これを使えばすぐにかけてしまう。卒業論文であっても指導教官が「先行研究のまとめ」みたいなのでOKを出してしまう先生であれば、これで済んでしまうだろう。修論であっても序文や先行研究に言及する箇所であればこれで大枠が書けると言っても過言ではない。
想像するに、これからの研究はより一層、「一次データを自分でとってくる」ことが大事になるだろう。「まとめました」みたいな論文であれば、「AIでもできることをやるな」とはねられてしまう時代がすぐ来る。すげぇ。
とりあえず、自分の関心事についてPerplexityにまとめていただきました(←なんとなくAI相手に敬語になる)。AIなだけあって、疲れ知らずなのか。調べるの早いよ。書くのも早いよ。ウェールズ語についてまとめて頂くついでに、アイルランド語についても同じものを書き下していただきました(←どうしても、敬語になる)。
https://www.perplexity.ai/?s=c&uuid=928680e1-dcec-464a-ba59-4ec1b04f122b
https://www.perplexity.ai/?s=c&uuid=678bc424-db31-4fd0-84c8-c06cb8eb16bf
これはとても自分のインプットと頭の整理に使える。今週末はPerplexityの編み出した文章の参考ソースを順番に読んで真偽の程を確認して、別途専門書や学術論文で読んだ内容で肉付けして序文的なものを書いてしまおう。それを書きながら、自分が一次資料としてどんなものをとって来れるのか、本当に真剣に考えよう。AIが持って来れない情報を自分で見つけ出すしか、もう人間の価値はないのだろうな、と思い始めた。