2019年9月 Negiccoと坂口安吾の新潟紀行 その3
●前回までの行動
新潟アイドル・Negicco主催のフェスNEGiFES参戦のため東京・蒲田の自宅を出て新幹線で新潟へ。新潟2泊の旅。初日は主に新潟出身の作家・坂口安吾のゆかりの地を訪ね歩いて、新潟市庁でマンホールカード貰って新潟駅へ戻ってきた。
初日の散歩行程はてんこ盛りだったので時間はまだ15時くらいだが割と一日分くらいの疲れを感じつつ。とは言えここから先もまだまだ長い一日だった。ハイボールとル・レクチェグミで疲れを癒しつつ新津へ移動。
●新津へ
新津は新潟駅から信越線で5つ目。鉄道の車両基地があっていわゆる鉄オタの聖地的な趣もあるらしいんだけど、そっち方面での訪問ではない。
ここにも坂口安吾の碑文があるのだ。
「あちらこちら命がけ」
いい言葉だなぁ、と昔から思っていた。人としてこういう言葉をしれっと吐けるような熱い人生を送りたいもんです。夕暮れ前の日が丁度差し込んでいい感じに輝いているw 右下で光っているのは何だろうか。
新津にはNegiccoがらみで何度か来ているんだけど、この碑文は駅前にあるにもかかわらず忘れてたりタイミングが合わなかったりでやっと見ることができて嬉しい。座右の銘に、というか人生訓にしたい。「あちらこちら命がけ」だよ人生は、やっぱり。
●新津の街が想像以上にステキ過ぎた
この新津の街がなんとも言えないいい味を出していて、かつてさほど古くない昔まで大きく栄えて、そして徐々に寂れて、でもまだ完全に寂れたわけじゃない、という絶妙な街並み。なんか心くすぐられる。
残されたThe 昭和。でもちゃんと人の息吹というか生活感はちゃんとある。
この打ち捨てられたショッピングビルの向こう側はちゃんと生きている商店街だった。街がそこそこ大きい。
あー、このビルも死んでる、と思ったら...
1件だけやってたw しかもネットで確認したら「場所的に損してるけど美味しいお店です」とあって、わからんもんだよねー。とても気になって帰る際に寄ろうと思ったら早仕舞いだったようで結局行けず残念。
●新津鉄道資料館を目指して歩く歩くそして歩く
新津に来た目的は二つあって、一つはさっきの坂口安吾の碑文訪問、もう一つはこの街にある新津鉄道資料館というところでマンホールカードを配布していると知ってそれを貰いに。
自分自身マンホールカードに特別な執着があった訳じゃないんだけど、かつてのアイドルの推し・SAKA-SAMAのDr.まひるんの趣味がマンホールのデザイン蓋鑑賞でかつマンホールカードも集めていたのでその追体験をしたくて。偶然こんなステキな街を歩けるなんて実に楽しいわ。
田舎の街道沿いを延々と歩く。鉄道資料館とやらを目指す。歩いても歩いてもたどりつけなくて、大丈夫かよこれって不安になるくらい歩く。とは言え30分ほどの散歩だけど知らない道はとても遠く長く感じる。道沿いは何もないわけじゃなくて今風のモダンな店もあったりして、かつてはかなり栄えた街だったのではと思える。
こんな風景になってもまだ鉄道資料館に着かない(泣
●やっと着いた(泣
新津鉄道資料館は電車とか機関車がいくつか置いてあるだけだった! きっと貴重なんだと思うけどオレが価値がわからずにスミマセン! 小綺麗な展示ルームもあったので入っていったが人がいない! 声かけても返事がない! 17時直前だったのでこれはもう閉館なのではと絶望! してたら奥からおじさんが。「あー、マンホールカードねー、どうぞー」と。やったー!
マンホールのデザインが機関車なのでこの場所での配布なんだろうね。カードに「石油の里」とあるけど、これはこの後寄った場所で実感することになる。
●新津のステキな街並みを味わいながら駅へ戻る
30−40分の散歩中にコンビニを1件も見かけなかった。寂れているとは言ってもお店はポツポツと続いていたし、車の往来もそれなりにあったんだけどね。おかげで歩きハイボールができなかったのがちょっと残念。
鉄道資料館のそばにセブンイレブンがあってそこでやっとハイボール休憩。この周辺は何も無いわけじゃなくてむしろ新興住宅地っぽい雰囲気もあって新しめの大きな家も多かった。皆さんどこでどんな仕事をしてるんでしょうかねぇ。
ひゃー、いい天気。明後日のNegiccoのNEGiFESも晴れますように! (←雨降りました
人様の住まいを通りすがりにパシャパシャとるのもマナーが悪いとは思うけど、ほんとに味わい深かったので新津駅へと戻る途中で撮ったものを何枚か。
結構立派な服屋だったんだろう。
鉄工所かと思いきや美容室。
どういう宿なのかとても気になる。
と、新津編をコンパクトにまとめるつもりがまだまだ続く。この後新津で温泉に入ってしんみりとした飲み屋でおでんを食べたよ。その4に続く!
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