SKE48・2期生との思い出~斉藤真木子さんの卒業に寄せて~
斉藤真木子さんのSKE48卒業セレモニー
去る2024年10月14日、名古屋国際会議場センチュリーホールでSKE48のコンサート「16th Anniversary Festival 2024」の最終日公演が開催されましたが、アンコールではSKE48キャプテン・SKE48劇場支配人を歴任した斉藤真木子さん(30歳・チームE所属)の卒業セレモニーが実施されました。
斉藤さんは14歳だった2009年に2期生としてSKE48に加入、以来15年半にわたりSKE48一筋で活動してきた筋金入りのアイドルです。
2期生オーディション合格当時は14歳と年少メンバーの部類に入りましたが、その高いダンススキルと練習熱心さゆえ「ダンスの鬼」と称されるようになり、加入当初から卒業までSKE48の原点である劇場公演をリードする存在でした。
HKT48で複数のメンバーが活動辞退となり、劇場公演の実施が難しくなった時には、急遽HKT48に派遣されて助っ人で公演に出演したこともあります。
2010年には研究生への降格という苦難を味わったこともありましたが、2012年には正規メンバーに復帰。
翌2013年の第5回選抜総選挙では第42位にランクインし、以降2018年の第10回選抜総選挙まで6年連続でのランクインを果たしました。
劇場公演の座長という性格のメンバーということもあり、デビュー以来シングル選抜にはなかなか選ばれませんでしたが、2016年にリリースされた20thシングル「金の愛、銀の愛」で念願の初選抜入りを果たしています。
SKE48キャプテンという大役に就任したのもちょうどこの頃で、さらに2019年からはSKE48劇場支配人も兼任するようになり、ダンスに命を懸ける負けず嫌いの少女は、気が付けば名実ともにSKE48の屋台骨に成長していました。
2009年のお披露目時点では22名が在籍していた2期生ですが、年を追うごとにメンバーの卒業が相次ぎ、2021年4月30日に高柳明音さん(32歳)が卒業して以降は、斉藤さんが2期生最後の現役メンバーとなっていました。
SKE48・2期生と私
SKE48の歴代メンバーは1~11期生、ドラフト1~3期生、他グループからの移籍メンバー・兼任メンバーから構成されますが、「このなかで何期生が好きだったのか」と聞かれた場合、私は1期生、4期生、そして斉藤さんをはじめとする個性派揃いの2期生を挙げます。
私がSKE48にのめり込むようになったのは、仕事とプライベートの双方で行き詰った2012年のこと。
この2012年4月1日の時点で、SKE48で活動していた2期生は以下の16人でした。
✩赤枝里々奈さん、阿比留李帆さん、井口栞里さん、✩石田安奈さん、✩磯原杏華さん、✩内山命さん、加藤智子さん、✩加藤るみさん、✩鬼頭桃菜(三上悠亜)さん、✩斉藤真木子さん、✩高柳明音さん、✩古川愛李さん、松本梨奈さん、✩向田茉夏さん、山田澪花さん、若林倫香さん
✩は2024年10月14日の斉藤真木子さん卒業セレモニーに参加したメンバー
このうち、2012年7月末限りで卒業した若林さんを除く15人とは、2012年以降現場でのオタ活に乗り出すようになってから、握手会や劇場公演で日常的に顔を合わせていました。
オタ活全盛期はSKE48というグループそのものを箱推ししており、推しメンも両手で数えられないぐらいに多く、いわゆる「DD」(注)だった身ですが、2期生のなかでは古川愛李さん、内山命さん、阿比留李帆さん、磯原杏華さんを主に推していました。
(注)「誰でも大好き」の略。アイドル業界用語で、グループ内に推しメンが多い者、グループ全員を推している者を指します。
この2期生のなかで、ある意味一番有名になったのが鬼頭桃菜さんです。
在籍中からグラビアアイドルとしての仕事も多く、その筋では人気の高かった鬼頭さんですが、卒業後に「三上悠亜」の芸名でセクシー女優に転身。
先日AVから引退こそしましたが、アイドル出身のセクシー女優としての活躍ぶりは目覚しく、日本はもとより近隣諸国でも多くのファンを獲得していました。
エース格だった高柳明音さんも、2021年の卒業後はエイベックス・マネジメントに所属。
最近私が推している小室安未さん・生見愛瑠さんと同じ事務所で、女優として、ラジオパーソナリティとして活躍を続けています。
2期生で私が一番推していた古川愛李さんは2015年の卒業後、タレント活動のほか、特技を活かしてイラストレーターとして活動。
自作のLINEスタンプやキーホルダー、絵本なども販売しており、大切に使わせていただいております。私生活では2人の子どもにも恵まれ、育児マンガも好評です。
加入当時はまだ中学生だった石田安奈さんや山田澪花さんも、今では20代後半の立派なお母さんになっています。
もっとも感動的な再会を果たしたメンバーといえば、やはりこの人・内山命さんでしょう。
大阪府東大阪市出身の斉藤さんと同じ近鉄(近畿日本鉄道)沿線の三重県鈴鹿市で生まれ育った内山さん。
2019年の卒業後、ご結婚され大阪で暮らしている内山さんは、サッカーJ1リーグ・セレッソ大阪のチア「セレッソガール」を一時期務めていました。2023年シーズン、内山さんに導かれる形でヨドコウ桜スタジアムに足を運び、それまで応援していたクラブに加えてセレッソ大阪も応援するようになりました。
「セレッソガール」退任後も試合観戦に訪れるという内山さん。好きなサッカーチームが同じということで、これからも末永くよろしくお願いします。
芸能活動を続けるメンバー、家庭に入ったメンバー、卒業後の進路は三者三様ですが、今もこうして節目ごとに元気に顔を合わせているのは、古くからのファンとしては何よりも嬉しい限りです。
改めまして、斉藤真木子さん、15年半のSKE48での活動お疲れ様でした。
新天地でのご活躍を期待しています。