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2024年12月・2025年1月、ヴィッセル神戸の二冠を祝う神戸の風景


◆はじめに

遅くなってしまいましたが、ヴィッセル神戸が2024年シーズンに天皇杯優勝、明治安田J1リーグ連覇の二冠を達成したことで、本拠地の神戸市はこの年末年始祝賀ムードに包まれていました。
本記事では、ヴィッセルの二冠に沸いた神戸の街の様子をお届けしようと思います。

■1.三宮界隈の横断幕、フライヤー

2024年12月8日(日)の明治安田J1リーグ最終節でヴィッセル神戸がシーズン連覇を決め、チーム史上初の1シーズン二冠を達成したことを受け、三宮センター街にはすぐさま祝賀の垂れ幕が掲げられました。
連覇を決めた当日にノエビアスタジアム神戸や地下鉄海岸線の御崎公園駅でも目にしましたが、「優勝」を意味する「V」の文字を2つ横に並べて、「二冠」を意味する「W」の文字を表現している記念エンブレムは何とも秀逸なデザインであると思います。

三宮センター街の垂れ幕(2024年12月15日)

しばらく日を置いてからになりますが、三宮・元町界隈の主要な通りには「二冠・J1連覇・天皇杯優勝」と書かれたフライヤーが掲示されました。
毛筆体の堂々とした「二冠」の文字、ヴィッセルがこれまでに獲得したタイトルを表す4つの星、リーグ優勝のシャーレや天皇杯のシルエット、ここまで盛り沢山な内容の祝賀フライヤーというのもそうそう無いのではと思います。

東海道本線の高架沿いの道路に掲げられた祝賀フライヤー(2024年12月28日)

■2.メリケンパーク界隈のライトアップ

神戸を代表する観光地であるメリケンパークとその周辺では、2024年12月13日(金)~15日(日)にかけ、主要な建築物がヴィッセルのチームカラーである赤色にライトアップされました。

神戸ポートタワーと神戸海洋博物館
神戸海洋博物館
神戸ポートタワー

「BE KOBE」のモニュメントもご覧のとおり。

「BE KOBE」のモニュメント

少し離れた場所にある神戸市役所の本庁舎も、最上階が赤色にライトアップされました。

メリケンパークから見た神戸市役所本庁舎

通常では白色に点灯する錨(いかり)山のイルミネーションは、赤色ではなく青色になっていました。

メリケン波止場から見た錨山

ハーバーランドモザイク大観覧車のイルミネーションでは、ヴィッセルの天皇杯優勝とJ1リーグ連覇をお祝いするメッセージがスクロールしていました。
「J1連(覇)」の文字が映し出されているのが分かるかと思います。

こちらは、モザイク大観覧車に流れる祝賀メッセージを撮影した動画(筆者撮影)。

■3.地元鉄道会社もお祝い

ヴィッセルのスポンサーである山陽電気鉄道(山陽電鉄)ノエビアスタジアム神戸へのアクセス手段となっている神戸市営地下鉄海岸線では、2023年シーズンのJ1リーグ初優勝時に引き続き、祝賀のヘッドマークが掲出されました。

山陽電鉄では、5000系5010Fと6000系6012Fに祝賀ヘッドマークを掲出。
デザインは、三宮や元町の街路に掲げられたフライヤーに準じていました。

祝賀ヘッドマークを掲出した、山陽5000系5010F(山陽明石駅)
山陽電鉄のヴィッセル二冠祝賀ヘッドマーク

神戸市営地下鉄海岸線では、5000形の5103F・5107Fに祝賀ヘッドマークを掲出。

神戸市営地下鉄海岸線5000形5103F(三宮・花時計前)

こちらのヘッドマークのデザインは、山陽電鉄のものとは異なり、「V」の字を2つ横に並べたエンブレムをあしらっていました。
記事の一番最初に紹介した、三宮センター街の垂れ幕に準じたデザインです。

神戸市営地下鉄海岸線のヴィッセル二冠ヘッドマーク

もちろん、両社局の電車内や駅構内にも、ヴィッセルの二冠をお祝いする広告が掲げられていました。
山陽電鉄の車内にて。

こちらの2点は、神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅にて。

◆結び

監督、選手、コーチ、スタッフ、そしてサポーターが一丸となり、シーズン二冠という充実した結果とともに2024年シーズンを終えたヴィッセル神戸。
2020年天皇杯以来全てのタイトル獲得に貢献した山口蛍選手がV・ファーレン長崎に移籍しましたが、新体制となったチームはシーズン三連覇を目指すべく沖縄県で春季キャンプ中です。
長くなりましたが、ヴィッセルがシーズン三連覇を果たし、2025年暮れにもまた街全体で盛大にお祝いができることを願いつつ、結びとさせていただきます。


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