令和6年能登半島地震について
読者の皆さまへ。
遅くなりましたが、本年も何卒よろしくお願いします。
今回年始のご挨拶が遅くなってしまったのは、公私とも多忙だからというのもありますが、それにもまして年明け早々飛び込んできた悲しい出来事により知らず知らず心身に負荷がかかっていたというのがあるのかもしれません。
その一つが、1月1日16時10分に石川県能登半島を震源に発生したM7.6の大地震。
石川県志賀町で最大震度7を観測、その他能登半島の各市町、そして新潟県中越地方でも震度6の揺れを記録。石川県能登半島の随所で家屋の倒壊や土砂崩れ、火災、津波などにより100名以上の死者、200名以上の行方不明者が出ています。
能登半島は1993年2月・2007年3月の能登半島沖地震以降、たびたび震度5強以上の地震に見舞われていましたが、今回の地震は従来の地震と比べても格段に規模が大きく、北は北海道から西は九州まで広い範囲に揺れを観測するものでした。
あの日、和歌山市の義実家に帰省するため、大阪市内で電車を待っていた私はスマホの緊急地震速報で地震発生を知りました。
最初は京都府亀岡市付近で起きている群発地震だろうと思いましたが、画面を見ると「震源地 石川県能登地方・最大震度7」の文字が。
最大震度と震度分布を見る限り以前の地震とは明らかに違うなと感じましたが、その予感は不幸にも的中することになりました。
実は私の母方の祖母(故人)は石川県加賀市の出身で、同市には今も私の母親の従兄弟が居住しています。
また、千葉ロッテマリーンズの角中勝也選手は七尾市のご出身、「non・no」専属モデルの林芽亜里さんは金沢市近くのご出身です。
このほか、ヴィッセル神戸の酒井高徳選手も、数日前に和倉温泉に滞在されており、同様に揺れの大きかった故郷新潟県に帰省されていたと聞いていました。
幸い、親戚も贔屓のスポーツ選手・モデルさんも無事が確認されたのですが、テレビの報道特番やネットニュースなどで詳しい被害状況を知るにつけ、このところ毎日心を痛めています。
最後になりましたが、令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、未だ倒壊家屋に閉じ込められている方が一日も早く家族のもとに帰れること、負傷された方が一日も早く回復すること、被災した地域の復旧作業が進むことを願って締めくくらせていただきます。
写真は2004年3月と2009年2月に乗車したのと鉄道七尾線。2009年2月に乗車した和倉温泉発着の特急「サンダーバード」。
被災地では空港、幹線道路、鉄道といった交通インフラも大きな被害を受けており、特にJR七尾線の一部区間とのと鉄道七尾線は復旧の目処が立たない状況と聞き心配なところです。