社会の多数派
私たちの社会には障害や病気とともに生きる人々がいます。
「車椅子ユーザーや難病を抱える人にとって、バリアフリー設備のない小さな劇場やライブハウスに行って音楽や芝居を楽しむことは至難の技。」
⇒オンラインで楽しめる場があればいいのに。
「社会は「多数派」のために作られているので、いくら「少数派」が苦しんでいても、排除されていても、「多数派」は知らん顔なんです。だから、ちっとも変わらないんです。」
「それが、一気に変わり始めました。」
「多くの企業ではリモートワークが推進されていて、ミーティングもどんどんオンラインに切り替わっています。あんなに進まなかったのにね。」
社会の多数派について、東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター准教授、星加良司博士は、次のように言っています。
「障害者が困難を経験しているのは、周りの環境や制度、ルールなどが障害のない人(多数派)の都合に合わせて作られてしまっている」
「社会の多数派にとって便利で快適だと考えられてきた環境そのものが、障害者(少数派)にとっての困難の原因」
また、学校の有り方についても、下記のように言われています。
「通常の学校とは、障害児を特別な枠組みにくくり出すことを前提とした上で、障害のない子どもたちに対する「効率的」な教育を可能にする場として組み立てられたシステムだということになります。」と。
外出自粛解除になり日常が取り戻されつつあるとしても、日常”に戻れない人々がいることを、忘れずに頭に入れておくようにしなければと思う。
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