【保存版】スマホゲーム公式Twitter入門 ~戦略整理編 2/2~
株式会社NAVICUS 代表取締役の武内です。
前回は、「そもそもコミュニティがうまくいってる状態とは」を解説させてもらいました。
それを受けて今回は、「コミュニティ活性化の価値を何に位置付けるか」と、「コミュニティ活用・SNS運用でタイトルに寄与する4つのパターン」についてお話していきます。
コミュニティ活性化の価値を何に位置付けるか
こんな大きな話がヒトコトで言えるはず無いんですが(笑)、事業面に絞って言い切るとしたら、『(結果として、長い目での)売上貢献』だと思います。
え、お金の話に絞っちゃうの?と思った方。その感覚が、コミュニティマネージャーとしては正常だと思います。僕もそう感じる部分がありますが、その上で売上貢献に評価の軸足を置く理由は2つあります。
理由1:投資対効果が問えないと実施自体が難しい
コミュニティ施策は広告施策と違い、特に短期的には売上に直結しづらいです。ただ、ほとんどのスマホゲーム運営会社において、投資対効果が問えない施策はリソース・予算の継続確保が難しいのが実情です。
その為、継続的にリソース・予算を確保し施策実施する為には、必然的に「どう売上に寄与するか」を明確にしなければなりません。
理由2:充分に売上貢献できる
理由1がなんだか後ろ向きな言い方でしたが、本題はこちらです。
佐藤基さんのnote記事でも解説がある通り、昨今の市場状況として、新規ユーザの獲得難易度が上がっています。
その為、いかに既存ユーザーとタッチポイントを作り、継続的にゲームをプレイしてもらうかが重要になっています。こういった接点づくりはまさにコミュニティ施策の領域でもあり、成功事例と呼ばれる取り組みが増えている背景でもあります。
コミュニティ・SNSで売り上げ貢献する4つのパターン
先に少しお話してしまいましたが、「コミュニティ・SNSでどうやって売り上げ貢献したらいいの?」という点をパターンで整理すると、大きく分けて以下の4つがあります。
それぞれ簡単に解説しますと、以下の通りです。
①拡散による新規獲得:例えばTwitterを起点にバイラルを起こす事で、新規の関心層にリーチしユーザー獲得につなげる。広告施策と併用すると効果的。
②関係性深化、単純接触効果による継続率改善:既存ユーザーをフォロワーにする事で、継続的な情報発信や直接対話等を通じて継続率を高める。
③熱量向上、理解促進に伴う課金率アップ:フォロワーに対し、課金要素を確実に認知させたり魅力を適切に伝える事で、課金率(や課金額)を上昇させる。
④ユーザーフィードバックによるサービス改善:ユーザーからSNSを通じて得たフィードバックを基にサービスを改善し、「改善幅」自体をSNS対話の価値と捉える、傾聴の視点。非常に重要だが、視点として抜けがち。
どれを目的に設定するかはタイトル次第というのが正直なところですが、多くの成功事例は②に該当するように思います。具体的な方法論はそれぞれ、時間のある時に追記しますね。
一つだけ言える事としては、ある程度広告費があるタイトルの場合、 ①拡散による新規獲得 は主目的に置かない方が良いです。理由は単純で、コミュニティ・SNS起点で拡散させるより広告の方が確実・短期的にリーチできるからです。
「ソーシャルは拡散性があるからバズらせたい」と考える人も多いですが、悪く言うと「拡散するかも」に賭けるのはターゲティングも出稿量調整も出来ない広告を当てにするようなものなので、よほど明確な意図が無い限りオススメしません。
まとめ
2記事書いたものの、まだ導入も導入という感じですね。スマホゲームSNSをテーマにした3時間プレゼンテーション資料があるんですが、このペースでいくと100記事ぐらい書かないと紹介しきれなそうです(笑)
毎度の結びですが、コンサルテーション依頼、SNS運用代行のご相談、セミナー依頼など随時受け付けてますので、お気軽にどうぞ!
※他にも何記事か書いてるので、お時間あれば是非ご覧ください↓
もしサポート頂けましたら、都内ラーメン探訪に充てさせていただきます!(&記事化します)