聞かれたことに答えていない現象
ちょっと極端な物言いですが、僕らは大体「聞かれたこと」に答えていないと感じています。
その典型が「やりたいことは何ですか?」というよく聞く問いかけ。
この問に対して僕らは「行為/Do」「状態/Be」「結果/Have」が入り混じった、自分でもなんだかよく分からない回答を導き出したりする。
「聞かれたことが分かっていない」ことと、「自分の気持ちが分かっていない」こと、その両方が混じってるんですよね。
例えば「将来やりたいこと」を聞かれてアーティストと答えたとする。でも実は「アートする」ことが目的ではなく「アーティストとしてチヤホヤされる」ことが真の目的だったりする。
この例で言う「チヤホヤされること」自体を目的に掲げても別にダメじゃないんです。
ただ、これは「得たい結果/Have」であって「やりたい行為/Do」ではない。その違いが自分で認識できていないと、実はアートしたくもないのに自分はアートしたいのだと、自分の思考を勘違いしちゃったりするんです。
ちなみにこの現象は問われた側だけでなく問いを発する側にも起こります。「聞きたいこと」って実は自分の中で解像度高く明確になっていないケースもそこそこあるんですよね。だから、自分の「聞きたいこと」とはズレた問いを発してしまうことがある。しかもそのズレに自分で気づかなかったりする。
「言葉」をどう捉えるか、丁寧に考える習慣を大切にしたいのです。習慣にしていけば、「言葉」の解像度は少しずつ高まっていくとも感じています☺️
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