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「批判的思考」は「否定的思考」ではない

「批判的思考」と「否定的思考」は、分けて考えるようにしたいと思っています。しかし多くの場合で二つは入り混じっているようにも感じますし、自分自身もごっちゃになっていることがあるんです。

方向性Aに対して方向性Bを提示するのが否定的思考、方向性Aに対して≠Aであり≠Bでもある領域を探るのが批判的思考、つまりはクリティカルシンキングだと僕は捉えています。

方向性Aを「問い直す」とするときに、既に自分の中には方向性Aを「否定したい感情」が芽生えていたりするんですよね。

しかし、それは逆方向へのバイアスであって、フラットな領域を探る行為ではない。もちろん否定的思考が必要なシーンもあるのですが、コレは使い分けた方がイイとも感じています。

元々の認識が「=A」だったモノを問い直すとは「≠A」である可能性を探るモノ。「=B」とは少々異なります。

もちろん「≠A」を探る途中経過で「=B」を考えることはあるのですが、ここで思考を止めずに「≠A」「≠B」の領域を探る姿勢まで突き詰めたいのです。

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