【ニッチトップから世界へ】
みなさんは、マッサージや整体をされることがありますか?
その「整骨院」業界の革命を起こそうとしている企業が福岡にあります。
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そんな話を耳にして、東京時代に取材してくれていた日経の庄子育子記者が、僕が経営サポートもするヘルスケア企業2社を取材に来てくれた。
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まずは、スリーサイズ社。 https://www.three-sides.co.jp/
これ、整骨院の業界?
ウェブサイト御覧いただくと、どこかのITテックカンパニーのようでしょう?
実は、整骨院業界をデジタル化する、しかもグローバルに展開しようと野心的に動く企業。
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宮崎剛社長は、人手不足に悩む整骨院業界の人材紹介に13年前に参入し、1年で全国トップシェアに。
そこでの利益を土台として、この業界のDXとビッグデータ活用へ、驀進中です。
人材紹介→業界のDx化→ビッグデータ活用サービス→世界展開。
オンライン診療のスタートアップ会社たちと似た経路。
これを、「整骨院」というニッチ業界で徹底している。
会社のビジョンは、ズバリ「ヘルスケアを科学する」。
そのとおりのことをズンズン進めています。
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よく知られるように、「整骨院」業界は、かつては”不透明”という指摘をされがちな、見えにくい、また革新の遅い業界だった。
宮崎氏曰く、”情報のない業界”。
高齢化に伴い、サービス需要は拡大するが、資格取得する学生は減少。
現場(整骨院)は、アナログで、経営感覚が乏しいところも多い。
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「だからこそ、伸びしろがある。」
と宮崎氏は、業界トップシェアのネットワークを土台にして、人材のDB化、予約・出退管理の電子化、電カルの導入・・・と次々と手を打つ。
書類記載などの”多重業務”を徹底して減らし、シフト管理、ベッドコントロールを飛躍的に効率化させた。
2週間ごとの現場からのフィードバックでシステムのアップデートも無料で行う。
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そして、現場での「画像と数字」のデータをビッグデータとして収集・分析し、有効な施術の確立、サービスクオリティの改善を促す”サイクル”づくりを行いつつある。
どういう人材がどのように定着するかのビッグデータ解析も行い、そのノウハウはすごい。
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と、ここで書けるのはこの位ですが、それらを支えるスタッフはグローバルそのもの。
スタッフの多くはインドの最高峰インド工科大学(IIT)、ドイツなどグローバル。
特にインドでは、国営放送で、Uberやsalesfoce.comと並んでスリーサイズ社が紹介されるほどの存在感で、数千人の応募者が来る、テクノロジストの人気企業となっている。
北欧調のインテリアと家具で満たされた本社オフィスでは、外国人が輪になって議論していた。
ほとんど外資系企業の趣きです。
訪れる方はびっくりすると思います。
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医療本体の業界のデジタル化やビッグデータの活用は、なかなか、進むようで進まないが、この整骨院の業界で、人材確保、業務の効率化、データの活用がぐんぐん進みつつあるんです。
ニッチだからこそできるスピード感。小さいから動ける。
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その背景には、「整骨院」のサービスが、かつての療養費払いの世界から、「健康」「予防」のための自費サービスとして定着してきた点がある。
産業としてのパラダイムシフトが起きており、その自由度とマーケット拡大度が、トランスフォーメーションを後押ししている。
面白い業界だ。
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宮崎氏は、「整骨院の持つノウハウは、大切なアジアの伝統医療のひとつ。これを世界に広げていく。そして人類の健康に貢献することが目標。」と意気込む。
だから、日本人技術者ではなく、最初から、テクノロジー大国インドに飛び込み、人材確保の土台をつくっている。このインド→日本の技術者共有のネットワークも、違う形でビジネスとしてフライするかもしれない。
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にしても、いやはや、宮崎氏は働きますよ。
(勝手に暴露していいか分かりませんが、)睡眠時間3時間半、体重も最近7キロ減って、滔々とビジョンを語る姿勢は、ただものではありません。というか、「本気」なのです。
すごく楽しみな経営者のお1人です。
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先に紹介した会社のウェブサイトの「VALUE」には、彼の深い人生洞察と職業観がちりばめられてます。
『1日24時間、みんな一緒。
まずはアジアNo.1を獲るために。
日々の過ごし方、正しい考え方で事に取り組む。
一番の大好物はお客さまから喜ばれ感謝されること。そのために与えられた環境で一度は咲かせます。1日24時間以上を持っている人間を聞いたことも会ったこともありません。日々、成長し続けるスリーサイズは過ごし方と考え方で人生に差がつくと感じています。最後まで諦めず、出来るまで挑戦し続けます。』
『行動指針』
鶴でも恩返し
難しいことを簡単に、簡単なことをさらに簡単に
今やる、すぐやる、まず走る
なぜ、なぜ、なぜと考え抜く
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要注目です。
僕もコラボして参ります。
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