【巡礼の地・北九州】
「北九州市は、巡礼の地なんです」
今朝、東京の300億円企業の社長らが、北九州市に足を運んで、放った言葉。
「こういう自治体と組ませていただきたいですね」
うれしいことだ。
私が北九州市の政策アドバイザーとして、国家戦略特区を使った先端的介護のスキームの提案をさせていただいたのは4年前。
思いを込めて、必死に介護分野での特区を活用した取り組みをリードさせていただいた。懐かしい。
今では、「北九州方式」と呼ばれる、介護分野のロボットやICTを使った業務の効率化、生産性の向上で全国に名を馳せるまでに進化した。
地元で知る以上に、全国の業界関係者から、熱視線が送られる存在感。
当時、アクセンチュアに所属しながら、なんとか「高齢化する大都市として、ピンチをチャンスに切り替えたい」との思いで取り組んでいた。
いろいろあってしばらく距離を置いてきたが、こうして全国で定評得るところまで来たことは感慨深いし、進められてこられた関係者の皆さんに感謝したい。
介護分野では、みんな利用者さんの生活の質を上げようと奮闘されている。
それでも多忙でなかなか時間が避けない。
スタッフはお金を得るためだけに働いているわけでもない。
そんな業界。
だからこそ、ロボットやICTを使って少しでも時間を捻出する。
その時間を使って利用者さんと向き合う。
そして本当にしたいケアを実践する。
そのサイクルを作りたいのだ。
そのための全国でも稀な、画期的な取り組みが北九州で進められてきた。
めぐりめぐって、何の因果か、私が経営支援をする東京のど真ん中の企業が、北九州市を訪問されると言うので、同行求められ、私も久々に、かつて一緒に進めていたお仲間と再会した。何と言う因果。
この分野は、簡単でない。
ボロ儲けもできない。
規制もいろいろある。
でも、利用者の方への想いと、日本人らしい心遣いとプロフェッショナリズムが集約された業界。
だからこそ、面白い。
現場に来ると、ほんとにインスピレーションがわく。
可能性を感じて、ゾクゾクする。ワクワクする。
まだまだ進化しますよ、この業界は。
日本を代表する産業へ!
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