竹取沖菜

1988年埼玉生まれ。赤羽在住。三十路から小説家を目指しています。大学出てからたくさんの人とよくしゃべる仕事をいくつか。書くのも頑張ります。

竹取沖菜

1988年埼玉生まれ。赤羽在住。三十路から小説家を目指しています。大学出てからたくさんの人とよくしゃべる仕事をいくつか。書くのも頑張ります。

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わいについて

三十路女小説家志望です。 わいについて自己紹介します(フォロワーさんに感化されました!)。 1988年埼玉の浦和生まれです。もうすぐ33歳。 小学3年生まで転勤族で、千葉流山→神奈川相模原→東京葛飾と、関東の住宅街を転々としました。 それから25歳まで埼玉の浦和にある実家でぬくぬく。三姉妹の長女です。 中高は千代田区、大学は豊島区にある学校に通いました。 歯列矯正しました。 お金かけてもらいました涙 父は長く単身赴任、思春期に女子しかいない環境で育ったため、少

    • 秋が来ない

      江古田のbar moja文芸杯エントリー作品です。  もうちょい書き足すやも。。 主人公のモデルは、某店長です。 身にしみて あはれなるかな いかなりし 秋吹く風を よそに聞きけむ 秋は漢字にしてもなお「飽き」と掛けることを許されるほどに、誰かから飽きられることを恐れる気持ちは普遍のもので、千年前の女流歌人がそれを示してくれている。 ともすれば、令和を生きる何の特徴もない男である自分が飽きられてしまうのは、もはや不可避なのかもしれない。 「優しいしさ、無害だし。いい人

      • 何者かになるなんて

        朝井リョウさんの「何者」は未読だが、あの作品は新卒時の就活がテーマになっている。 大学3、4年時の就活を思い返すと、まさにこの言葉が当てはまると感じる。 文学部で好きな漫画、映画、小説に触れながらブックオフでアルバイトして稼いだお金で好きな服を買ったり美容院に無駄にお金をかけたりしていただけの自分を、急に何者かにしなければならない作業、それが就活。 しかも昨今では最初に勤めた会社に一生骨を埋めるわけでもない。それは分かっているのに、ここで失敗したら二度と立ち直れないと言

        • きれいな野菜

          #名前の由来 ※本名の「菜美」で書いています。 「菜美の名前はね、菜の花のように美しいって意味よ」 母は聞かなくてもよく私に名前の由来を語った。姉妹で全くバラバラの名前を付ける場合もあるが、うちは三姉妹セット。菜美、美緒、真菜。下の二人に、私の字が一つずつ入っている。 しかし、菜美の名の由来はこじつけだ。なぜなら、本来「みなみ」と付けるはずが、一文字外しただけだからだ。 「当時、タッチが流行ってたのよ。そのみなみちゃんから取ろうと思ったけど、病室の人もみなみって付けようと

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        わいについて

          君はアイドル

          #2000字のドラマ 2000字かなり超えてしまいましたが😇 リンリンのモデルは、TravisJapanのゲンゲンこと松田元太くんです。 トラジャは箱推しで、みんな可愛くて大好きなのですが、一番性欲強いのはゲンゲンだと思ってて、こんな感じで年上の女性と軽率に遊んでたらやべえなあ、ショックだけどしてて欲しいっていう意味分からない感情と妄想を殴り書きしました。笑 こちらがゲンゲンです。彼の顔に置き換えて読んでみてください。ぐふふ… 絶対にリンリンだ。どう考えてもそうだ。

          君はアイドル

          虎さんの絶望

          自分が単なる中の上程度の学力だと知ったのは小学3年生の2月だった。 9歳の私は60点くらいしか取れなかった算数の答案を見てただ泣いた。 幼稚園の頃から、何となく新しい物事を知るのが好きだった。 年長の時に初めて勉強のようなことを授業でやった時、すごく背伸びした気持ちになってワクワクした。 東京の下町で過ごした小学1、2年生の時も、授業の内容を理解してサッサと習得し、周りの子に教えるのが楽しかった。 それなりに目立つことが好きだったし、食が細い(給食を毎回食べ切れなかった)

          虎さんの絶望

          つけ麺短歌先生

          小学生の頃から塾で過ごす時間が長かった。 教育方針は母がほとんど決めていて、塾通いも母の提案だった。 当時はその状況を何とも思わなかったし、母は塾に通わせはするが成績に何か言ったり、勉強を教えたり、勉強の仕方や計画に力添えたりすることがなかったので教育ママだと感じることはなかった。 でも、大人になって三女からの密告で明らかになったのは、母はどうやら私たち三人姉妹の中から医者を輩出させたかったのだということで、私はドのつく文系だったし、成績も中の上程度しかなくて、母の謎めいた

          つけ麺短歌先生

          新人賞目指すのやめます

          三十路女です。 題名の通りです。 私、小説家になりたくて小説書いてたんですね。 新人賞の作品読んで傾向考えたりテクニックつかんだり。 書きたいネタもたくさんあります。 私が小説で表現したいのは人との出会いによる化学反応なんですよ。 今まで考えなかったことを考えるようになるのは本当に面白いなって。 ただそれを賞という枠を意識して書くと、いくら書いても全部無意味でゴミみたいに思えてくるんです。 これ読んでなんか意味あんのかな??という思考にばかり行きついてしまって

          新人賞目指すのやめます

          ばらばらの私

          小学生の頃、父の転勤で4年間東京の下町にある、9階建ての集合住宅に住んでいた。 自分たち家族の部屋は1階だったが、しょっちゅうマンションのエレベーターホールや別の階にふらふらと繰り出した。 小学生と見える子がいたら片っ端から話しかけてその子が望む遊具で一緒に遊んだし、時には適当にピンポンを押して知らない住民の家でお菓子をご馳走になることもあった。 行き当たりばったりの人間関係が昔から好きで、あの知らなかった視界が開ける感覚、相手によって引き出される自分のあらゆる一面が面

          ばらばらの私

          今村夏子さんの「こちらあみ子」読みました

          三十路女小説家志望です。 題名の通りです。 太宰治賞と三島由紀夫賞ダブル受賞された作品。 太宰と三島ってそんな相反する存在を…贅沢… さて、作品ですが、なんかすごい。 謎が多いまま終わるのにきちんと終わっていて、だからずっと考えてしまう。 あの人のあれ、何?これは?というのがたくさんある。 主人公あみ子が見た世界しか書かれていないから、周りは結局、何を考えていたのかなというのが、明かされないまま。 まずこの視点で書こうとしたきっかけが気になる。。。平凡な語り口

          今村夏子さんの「こちらあみ子」読みました

          金原ひとみさんの「星へ落ちる」を読みました

          三十路女小説家志望です。 題名の通りです。 金原さんの「蛇にピアス」的な、なんか人体改造(?)的内容が苦手で勝手に敬遠してたのですが、前にストロングゼロ読んだら普通に読みやすかったのでこちらも拝読しました。 恋愛小説で、リレーというかそれぞれの視点が切り替わる形式なのですが、何がすごいって、超読みやすい!!!一気読みしました。 内容は特段すごく面白い設定や視点もないのですが(おい)、先を読みたくなるというか、先に読み進めてしまう。すごい… えー…って思う気持ち悪い表

          金原ひとみさんの「星へ落ちる」を読みました

          鴻池留衣さん、男性やん…

          まんまです。。 前の前の記事に女性作家って書いちゃった。ごめんなさい。。。

          鴻池留衣さん、男性やん…

          若干、ノイローゼ

          三十路女小説家志望です。 現在3つの作品が5000字を突破(短…)、そして4つ目の作品が1000字突破してます。 こんなに複数書いてどうすんねん、って感じなんですけど一つの作品をずっと書いてるのまじでしんどいので分散させてちょっとずつ書いてるのでやんす。 集中力皆無人間… どれかしらがゴールできたらいいのですが… 最近いろいろな作家さんの作品読んだり傾向分析したり、選考突破に必要な文構成を追究したりしていたら頭パーンしてます、、、 仕事以外の文章表現、こんな難しい

          若干、ノイローゼ

          同世代の新人作家さん

          三十路女小説家志望です。 新人賞について夜な夜な調べていて、最近受賞された作家さん、特に自分と同性で同世代の方々に注目しました。 高瀬隼子さん(今まさに芥川賞候補になってらっしゃる。同い年) 鴻池瑠衣さん(作風好きなんだよなあ。ナイスエイジポチりました) 木崎みつ子さん(結構テーマがエグいらしいけど、評価高かったので頑張って読もうかと) 先人の作品も研究しなきゃね💪 図らずも仕事が減ったので(仕事減るとすぐ不安になる病気を頑張って抑えている)、執筆に充てるぞ、充て

          同世代の新人作家さん

          お金をもらうこと

          毎週恒例小説部で書いたエッセイ(?)です。 テーマは「働く」 自分が施した何かによって人様からお金をいただく。そうして自分が食べたり休んだりするための糧を手に入れていく。これがいわゆる働くということであり、生計を立てることになるわけだけだが、その中立ちを誰かにやってもらうことで、お金をいただく申し訳なさ、有難さ、責任の重さを緩和していたのだと気づいたのは、全ての工程を自分でやるようになってからだ。他の誰かが、また他の誰かに何かをした対価でいただいた尊いお金の一部を、直にい

          お金をもらうこと

          新人賞の傾向分析してたら頭がぐちゃぐちゃしてきた

          題名の通りです、、、、 ネットでいろいろ読んでたらうわああとなってきた。 いろんな新人賞受賞作読んでも毎回「これくらい書けるっしょ」とか思ってしまって、いや絶対自分はこんな書けません、実際はああああ!!!(馬鹿) 落ち着こう。。。

          新人賞の傾向分析してたら頭がぐちゃぐちゃしてきた