夢の国に住んでいるのに、将来にどんな夢を描けというの?
こんにちはJagiです
今日はAI時代の子育てシリーズ5のテーマを書いていきます
これからの世の中を変えていくAIのテクノロジーは、私たちがこれまで感じていた未来の世界を、自分が生きている間に体験できる将来へと近づけました
つまり、その将来を生きる子供たちにいったいどんな教育をすればいいか?大いに迷うときが来たということです(私的警鐘)
ここで子供たちの将来の様子を少しお話ししておきましょう
将来の社会インフラがどうなっているのかという具体的な様子は、他の記事で少しずつ書いている通りですが、端的に言うと、「人間が生きるために必要なインフラの維持コストは限りなくゼロに近くなっている社会」です
衣食住+教育&娯楽の、ベーシックなレベルは、ほぼ無料な社会です
貨幣経済が維持していれば、それは、スペシャルな体験と交換するものになっているでしょう
そんな社会に向かって、これから子供たちが成長していくとしたら?
これまでと同じ概念で教育をしていては、何か不足があるのでは?と、感じるところまでは、共通の認識が持てるのではないでしょうか
例えば、日本式の教育メソッドの軸にある「集団行動」の概念は、現代の個人主義、イノベーション主義にはマッチせず、生産性の低下、自殺者の増加など、さまざまな社会問題の原因になっているともいえるでしょう(私的統計)
結果論ですが90年代に転換すべきだった教育軸は「コミュニケーション能力」だったわけです。良好な人間関係を構築し、互いのモチベーションを高め合い、素直な自分を、空気を読んで発信できる。そんな力を育んでいれば、この閉塞感が増し続ける日本社会でも、軽やかに生きられたでしょう
このように前述の社会背景をもとにして、新しい教育軸を考えた結論は「本能的欲望の育成」という教育軸です(私的見解)
簡単に言うと「心からやりたいことに気づく力」を育もうということです
現代でも、「やりたいことが無い」「夢が無い」「将来が不安」という若者の声はとても大きく、18歳の意識調査でも40%もの子供たちが、夢が無いと言っている(日本のみの話し)
このように既に問題の片鱗は世に表れています
でも、それが悪いことでしょうか?
若者なら将来の夢があったほうが良いに決まってますか?
それが生きる希望でしょうか?
これらの問いは、人類の繁栄を正とした視点の意見としては正しいですが、若者の視点から見た場合、ひとつのギャップがあります
それが、「すでに夢のような国に生きている」という認識の理解です
衣食住+教育は両親から提供され、エンタメも世にあふれ、命の危険もほとんどなく、子供の頃からあらゆるものを与えられ、多少の不自由はあっても、少子化の影響もあって、十分な投資を受け、個人の自由を謳歌して大人になっているのです
このように、まるで王族のような、ぜいたくな暮らしを、親世代が提供していますから、夢の国の住人といっても過言はないでしょう
だから必然的にこうなります
「夢はないですが、強いて言えば、今までの生活がこれからも続いていければ最高です」・・・と、この回答に何の疑問も湧きません、まったくその通りです。それこそ幸せの極み、夢はすでに叶っているのです
さて、前段が長くなりましたが、現代でもすでに夢のような世界が、AI時代でより完璧な夢の国になった時、この問題はどうなってしまうのでしょうか?
この結論は、いつものように未来記事としてご案内いたしますが、もしもの世界のお話ですから、リラックスして、お楽しみいただければと思います
AI時代の夢のない子供たち:新たな教育革命
AIが発展し、すべてが手に入る時代に生まれた子供たちは、前代未聞の問題に直面しています。何不自由ない生活の中で、彼らは夢や希望という、かつて人類が生きるエネルギー源としていたものを持ちにくくなっています。
この新しい現象は、若者たちが次世代を望まなくなるという社会的な問題へと発展しています
近年、完璧に近い生活条件の中で、充足された環境に生まれた子供たちは、自らの存在意義や人生の目標を見出すことが出来ず、多くの若者が生きがいを感じず、そのことが、子孫を持つことに対しても消極的にさせているのです
この問題を解決するために、ある革新的な教育プログラムが導入されました。その名も「ゼロ電力合宿」です。このプログラムは、子供たちをAI社会の文明から一時的に切り離し、電力供給がない状態での生活を体験させます。この合宿を通じて、子供たちは、ただ自力で生きることがどれほど困難で、受けていた恩恵がどれだけ素晴らしいものだったのかを実感します
合宿の次のステップでは、子供たちに自身の肉体からエネルギーを電気に変換する装置を用いさせ、その電力だけを使う生活を経験させます。この体験を通じて、彼らは有限のエネルギー資源の価値を深く理解し、物事を得るために必要な努力やエネルギーを身をもって体験します。
この合宿をクリアした子供たちは、元の生活に戻った際に、その豊かさを新たな目で見るようになります。そして、このプログラムの最終段階として、彼らは現代の次の段階を想像し、最後のステージに到達します
それは、どのように未来は変化するのか?
変わらず続いていくと思っていた未来が、変化することを理解し、その変化を自らが起こそうとする意志、それが夢であり希望であると、世界の未来に自分を投影できるようになったのです
そしてその変化は、多くの若者に、この過程で出会った仲間との間に強い絆を築き、一部には家族を持つという個人主義から集団主義への回帰傾向が生まれました
完璧に近い現代社会において、子供たちに真の価値を教えるためには、彼らに「ある種の飢餓」を体験させることが必要です。この教育改革は、新たな世代に生きがいを持たせるための一石となり、今後もその重要性が高まっていくことが予想されています
いかがでしたでしょうか?
親子の数だけ育児の方法論はあっていいと思います。
みんな世界にたった一人の子供であり親です
色々難しいことを言いましたが、正解のない育児ですから、将来の備えと同じくらい、今目の前にいる子供たちのキラキラした瞳を見て一緒に過ごす時間を大切にしてみんなで幸せに過ごしたいですね(願
ではまた。