民主主義国家が時間と労力を費やして得たもの
March 20, 2023
Transcription
Chinese President Xi Jinping meets Russian President Vladimir Putin in Moscow to discuss a Chinese peace plan for Ukraine.
In New Delhi, Japanese Prime Minister Fumio Kishida meets Indian Prime Minister Narendra Modi to discuss economic ties and balancing Chinese influence in the Indo-Pacific area.
In Brussels, European Central Bank President Christine Lagarde says her agency is ready to assist banks after Switzerland's UBS bought troubled Swiss bank Credit Suisse.
And in Kenya, police fire tear gas at protesters in Nairobi who demanded the resignation of President William Ruto.
訳例
中国の習近平国家主席は、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談し、中国のウクライナ和平案について議論しました。
ニューデリーでは、岸田文雄首相がインドのナレンドラ・モディ首相と会談し、経済関係やインド太平洋地域で中国の影響力を均衡化させること(=緊張の緩和)について議論しました。
ブリュッセルでは、スイスのUBSが経営難に陥ったスイスの銀行クレディ・スイスを買収したことを受けて、欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁が銀行を支援する用意があると発言しました。
ケニアでは、ナイロビでウィリアム・ルト大統領の辞任を要求するデモ隊に警察が催涙ガスを浴びせました。
勝手に探究
世界のほとんどの人は民主主義か民主化を望み、できればお金持ちになりたいと思っている。
うっかりするとそんなことは当たり前だなんて考えてしまいますが、そんなの気にしない人たちだって多く、権威主義国家だって実はそれなりに機能していることが忘れられがちです。なんなら、自由なんてなさそうな政治体制下の国民が私たちよりもむしろエネルギーがあって元気に見えたりします(北朝鮮は除く)。そうなってくると、お互いが享受する「自由」について改めて考えさせられます。
ひょっとして民主主義は資本家がカネで民衆をコントロールするために強力に推進する現代版奴隷制度で、それに気づいていないあなたは幸せってことかもね。
それにしても、世の中はカネがらみの問題ばかり。私たちは精神の自由を売ってカネを得ているのでしょうか。
人生に何を求めるのかは人それぞれ違っていいとは思いますが、時間と労力を費やして得たものが「不自由」だとしたら、人間ってどういう生き物なのかますます分からなくなります。
世界は民主主義国家と権威主義国家でぶつかり合っています。経済力に勝る民主主義陣営が有利に見えるのは「大本営発表」しか目にしないからかな。
第三極となりうるインドをなんとか取り込みたいアメリカは、子分の日本はもちろんのこと敵対する中国をも利用した戦略をとっています。ただ、中国もインドも日本が何をしてどうなったかを知っているので、そう簡単にはアメリカの思うようには動かないでしょう。
特に、昨今の金融不安で近い将来アメリカ経済が落ち込むことが予想される中では、経済協力をちらつかせた勧誘活動も効果は薄いかもしれませんね。