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自分の人生を生きろ!

VOA60 January 20 2022

Transcription

In Germany, U.S. Secretary of State Antony Blinken warns Russia of a "swift, severe" answer if its military forces enter Ukraine.

In Liberia, at least 29 people die when a crowd at a religious ceremony stampedes after being threatened by attackers with knives.

The U.S. Supreme Court rules that former President Donald Trump cannot prevent Congress from getting records linked to the January 6 attack on the Capitol.

And in Belgium, 19-year-old Zara Rutherford becomes the youngest woman to fly alone around the world after a five-month trip.

訳例

ドイツで、アントニー・ブリンケン米国務長官は、ロシアがウクライナに軍事介入した場合、「迅速かつ厳しい」対応をすると警告しました。

リベリアでは、大勢の宗教儀式への参加者がナイフを持った男たちに脅されて将棋倒しとなり、少なくとも29人が死亡しました。

1月6日の国会議事堂襲撃事件に関連する記録を議会が入手するのをドナルド・トランプ前大統領は阻止することはできない、と米最高裁が裁定を下しました。

そしてベルギーでは、19歳のザラ・ラザフォードさんが5ヶ月の旅を経て世界一周単独飛行をした最年少の女性となりました。

勝手に探究

国公立大学出願直前。今年の共通テストには考えさせられます。特にやり玉に挙がるのは数学ですが、日本史もなかなか難しく、また英語は昨年並みには出来ているようですが、昨年の出題を受けて受験生が皆よくトレーニングした結果であり、決して楽なものではなかったと思います。

努力に応じた結果の出る良問揃いのセンター試験の姿はもうそこにはありません。共通テストは「情報処理能力に優れた地頭の良い生徒」のための試験となり、「受験生であれば誰もが通る道」は辞めたみたいです。

共通テスト批判はそこここで耳にしますが、出題者である立派な先生方はこの結果も反応も予期していたはずです。狙ってやっているんです。そう決めつけると今後の方向性が見えてきます。

つまり、単純記憶で勝負させない。人間がコンピュータに勝る分野を問う

総合的な知識や判断を必要とする出題で、高校の3年間、あるいは高校3年までの18年間を、テキストの暗記で終わらせないという強いメッセージを感じました。これからは「受験マシーン」みたいなものはいらないということでしょう。

それでは代わりに何をするか。「それは部活である」という意見はもっともありそうな意見ですが、今の時代の部活は違うのではないかと感じます。なぜなら、熱心な部活動ほど指導者が研究し、真っ当に教えるからです。

その結果、生徒が自分で発見する機会が減り、大きな失敗もしなくなりました。これって生徒にとって本当にいいことなのでしょうか。子どもが子どものうちにしておくべきことは、主体的な学び、体験、挑戦、失敗のはず。自分で考えるから本気になれるし、それで失敗するからこそ学びがある。その自由を今の部活は与えてくれているかと考えると疑問が残るのです。

ではどうすればいいか。考えなしにここまで書いてしまった、とは書けないので(書いたけど)、今考えます。

・・・

多数派の(はずの)「話の分かる生徒には自由に時間を与えて、定期的に何に使ったかを発表させる」というのはどうでしょう。もちろん、それが部活なら部活でいいのですが、自分なりの挑戦を必須としたい。これであれば、人の取り組みを参考に次の発表に生かすことも出来るし、回を重ねることでプレゼン能力も付きそうです。また、他人のプライベートを知ることでコミュニケーションを取るきっかけにもなるでしょう。我ながらいい案な気がしてきました。

また、話の通じない「時間があったら悪さしかしない連中」には逆に自由を奪い、部活動などでエネルギーを発散させつつ、体力を付け、規律や人間関係を学ばせればいいと思います。

「これまで通りだな」と思われたあなた!あなたは昭和の認定です。というのも、今の時代、部活は強制ではないし、指導に乗らない生徒を引き留めることもほとんどできなくなっているのです。つまり、昭和の指導したくても出来ないのが現状なので、この案は思ったようには機能しないのかもしれません。それでも、できるだけ生徒の実情に合わせて、活躍の場を提案・提供をしたいのですが・・・。学校の立場も変わってしまいましたねぇ。

その他、「何もしない、できない」ってタイプの生徒もいますね。それも基本は先ほどの元気な悪童と同じで、その子に合わせた負荷をかけるのが基本ですが、自発的な学びを待っていたら成人していた、ということもあり得るので、こちらでレールに乗せて多少なりとも経験値を付けさせることも必要でしょう。

この案はほとんどファンタジーなのかもしれませんが、教育現場がこんな形に変わると受験はどうなるのでしょうか。

生徒の学びが学科に偏重しなくなることで、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の利用が一層拡大し、学力のみで合否の判定がなされることは少なくなってくるはずです。これは文科省の思惑通りです。

その上で、国家に有用なレベルで学力のある生徒のために、普段の取り組みを問わず、人格や品性も問わず、とにかく点数勝負の一般受験を残すことになるのでしょう。

そうなったらきっと多数派は総合型や学校推薦型で入試を終えるようになるので、現在1月末~3月に行われる「一般受験」も、その呼び名を「学科受験」なり「学力試験」なりに変えなければいけなくなるかもしれませんね。

共通テストの難化から思わぬところへ話が来てしまいました。来年大学入試センターが軌道修正する可能性もあるのに好き放題書いてしまいました。いろいろ疑問に思われた方、申し訳ありません。気にしないでください。

ちなみにこの話題を持ち出したのは、19歳の女性パイロットの話から、有名大学合格のために青春の全てを捧げる同年代の受験生のことが頭に浮かび、皆が勉強する今のシステムが必ずしもよいものではないと感じられたからです。

勉強が得意でなくてもできることは無数にあります様々な挑戦の中で自分の特性を学び、その後の長い人生に生かしてほしい。それが偽らざる本心です。

しかし、今は頑張れ受験生。この1,2ヶ月が一番伸びる!

でも大学に入ったら好きなことをたくさんやろう!

参考にしたページ


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