海外でも講道館の昇段を受けれるの知ってますか?
こんにちは!今回は、海外にいながら講道館の昇段を受ける方法についてお話しします。
実は僕、去年2023年にこの方法を使って5段に昇段しました。僕が4段になったのは2006年で、それから18年ぶりの昇段です。やっぱり昇段はいつでも嬉しいものですね。このシステムをもっと早く知っていれば、もう少し早く5段になれていたかもと思うと少し悔しいです。
昇段に興味がある人も、海外在住の柔道愛好者も、ぜひ読んでみてください。
書類を提出してから実際に昇段するまでには少し時間がかかりましたが、思ったより簡単に昇段できました。
僕が住んでいるオーストラリアの場合ですが、まず「Judo Federation of Australia」に「Kodokan Committee」という部署があります。この部署が僕と講道館の間に入り、昇段を審査し進めてくれました。
最初にこのシステムを知ったのは、講道館にいる国士舘の大先輩に「昇段したいんですけどどうすればいいですか?」と相談したことがきっかけです。
以下が僕が5段に昇段するために行った手順です:
Kodokan Committeeに連絡
講道館の昇段を希望する旨を伝え、必要な書類を記入して提出しました。審査
提出した書類を元に、まずJudo Federation of AustraliaのKodokan Committeeが僕の昇段資格を審査しました。講道館との連絡
審査を通過した後、Judo Federation of AustraliaのKodokan Committeeが講道館の国際部とのミーティングで僕の昇段のことを伝えました。このミーティングは年に二回行われているみたいです。講道館での審査
講道館で僕の昇段についての最終審査が行われました。
僕が書類を提出したのが4月6日で、Judo Federation of AustraliaのKodokan Committeeから昇段が許可されたと聞いたのが12月16日。約半年かかりました。
この時に言われたのは、
・形の試験は受けなくて良い。
・昇段代はアメリカドルで160ドル。
そして1月の終わりに無事に昇段の賞状が届きました。
この手順はオーストラリアでの例なので、他の国では多少異なるかもしれません。詳しいことは自分のいる国の柔道連盟に問い合わせてください。
海外に住んでいても、昇段を諦めずにぜひ挑戦してみてください。応援しています!
自己紹介です。僕の柔道経歴や、いつオーストラリアに来て、いつ永住権を取ったかなどなど書いています。まだ読んでいない方は是非読んでください。
これから僕がしたいこと「日本人の柔道家が海外に出て行くのをサポートしたい」ということを詳しく書いています。興味がある方は是非読んでください。
後書き
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
Taketani Judo Academyでは海外で柔道をしてみたいと思っている方を年齢、経験に関わらずサポートしたいと思っています。
僕自身小さい頃から海外で柔道を指導をすることを夢みて日々の稽古に励んできました。大学在学中にメルボルンに行くことを決断し、英語の勉強、ビザ等々の準備を始めました。
最初は一年間という予定が、メルボルンの人や文化に出会い、日本にはない魅力に気づきここに住み続けたいと思うようになりました。2015年に無事永住権を取得し、現在は自分の道場を経営し柔道を指導しています。
長期でも短期でもメルボルンのうちの道場に来たいという方は大歓迎です。もちろん他の都市や国に行きたい方もお気軽に連絡ください。ビザのこと、準備すること色々とアドバイスできると思います。
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