アドラーを再び学ぶ(まえがき)
キャリアコンサルタント試験に備え、勉強をしていると様々な人物が登場する。特にカウンセリングの理論ではカタカナの先生が多い。ロジャーズ、エリス、エリクソン、レヴィンソン……。ウィーンの医師・フロイトが創始した精神分析理論は現在のカウンセリング界にまで根強く影響を及ぼしているそうだ。
アドラーはそのフロイトから分派したとされ、フロイトが性を重視したのに対し、アドラーは個人の主体性を重視する個人心理学を提唱したと言われている。
個人心理学とは何ぞや。今ここで〇〇〇〇ですと、文献を見て書くのは容易いが、それでは実にならないだろうから、手持ちの本を見ながらひとつずつかみ砕きながら学びたい。
参考、引用:図解 勇気の心理学 アドラー超入門
ディスカヴァー・トゥエンティワン 著:永藤かおる 監修:岩井俊憲
この本は、キャリアコンサルタントの勉強は関係なく、買っていたものだと思う。「思う」と書いたのは、どこで、どんな心境で買ったのか思い出せないからだ。巻末には2018年の第5刷と記載されている。転職で地元に帰る前の年だ。少なくとも、何かに悩んでいた時期であろうと想像する。
どうしてこの本が出てきたのだろうか。キャリコンの勉強を始めてから少し経った頃、本の整理をするため、段ボールを覗くと「アドラー」の文字が。「あれ、これ使えるんじゃない?」と掘り出して、手元に置いておいた。これもキャリアコンサルタントとの縁だとは感じていた。
それから数か月。キャリコンの試験に合格した。しかし、この本はキャリコンの試験のために使うことはなかった。
・・・・・・。
それではこの本に申し訳ない。改めてこの本から学びたいと思う。
(次回から、ちょっとずつ学んだことを書いていきます)