
書く理由は、一つだけじゃない
定期的に文章を書く習慣がやや付いてきて、何が書くモチベーションなのかを改めて考えてみる。
多分、三つぐらいある。
一つは、「自分の好きなものを、おススメしたい」ということ。
「自分自身のことは大したものだとは全く思わない。でも、自分が本当に「すげぇ!」と思ったものは、世界で最も凄いものだと信じている」これは、高校時代ぐらいに読んで、心の底から共感したことばだ。多分、上遠野浩平のブギーポップシリーズのどれかのあとがきだと思う。今でも、この感覚は強く持っている。世界は素晴らしいものに溢れている。
だからこそ、その感動をうまく伝えて、その作品を広げたい。でも、誰かに伝える力は足りない。うまく文章が書ければ、もっと自分の理解も深まり、もっと広められるはずだ。そういうことが出来るようになりたい。書評に関心がある理由は、この気持ちだろう。
二つ目は、単純に面白いものに出会いたい。
所属している会社で、出会う諸々も十分に面白く刺激的だ。でも、それはある程度閉じている。それ以外に、全く新しい何かに出会えるチャンネルも欲しい。
例えば、自分にインタビュー記事を書く能力があれば。その能力で貢献できる誰かや何かのサービスと出会う機会が生まれる気がする。そして、インタビューは面白い。知らない話をじっくりと聞いて理解し、文章に置き換える。普通の会話では得られない深さに潜れる体験だ。
そういう機会を、文章は生み出してくれるかもしれない
最後は、本を出すことが夢だから。
これは、学生時代から、ずっと憧れているものだ。
最近気づいたのは、書くことの理由がこの3つだとすると、具体的に達成する方法はだいぶ変わってくるな、ということだった。
例えば、一つ目のモチベーションは、Amazonのレビューを書くのが最も近いのかもしれない。その本に興味を持つ人が見に来ている。好きな本の購買の後押しにもなりやすい。本の著者も、良いレビューがAmazonにあると、売上に貢献してくれてありがたい、とのこと。
面白いものに出会いたいならば、逆にインタビューの実績を積み重ねて、色々な人に会うようなアプローチが必要だろう。本を書くのは、正直どうすればたどり着けるのかは分からない。でも、長くしっかりと構築された文章を書くトレーニングは少なくとも必要なはずだ。
楽しくやりたい。
だからこそ、ゆっくりでも、しっかりと考えて行動したい。
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