
子供たちが主役の夕暮れ時!
今日、久々に粘土造形に夢中になったあまり、処方箋をもらいに行くことをすっかり忘れていて、気が付いたのが18時過ぎ、開いてるかな?と思いつつ、ほかの用事もあったので、お気に入りの電動自転車で、さっそうと、路地から広い道に飛び出した瞬間、異様な光景が目に入った、3つ前後くらいのチャイルドたちを連れた、若い多国籍のペアレントたちが歩道に自転車を車道には自動車を停め道をしっかりふさいでくれている。自転車が通れないほどに。
何事かと思えば、子供たちが待ちに待った地蔵盆の日だった。
地蔵盆はお菓子をタダでもらえる日、私は勝手にジャパニーズハロウィンと思っている。小学生たちは各自で自転車を転がりまわし、お菓子収集の旅へと出かける。さすがに高学年は、恥ずかしいのか、5.6年生にもなると、旅には出ない。私のかつてがそうだったように。
昔と違うのは国際化が進みフィリピン、ベトナム、イラン、ネパール、カンボジアなどなど区別はできないが地蔵盆の意味を知らない方々がバイスクールに子供をのせ集結してくる。
話は50年前にさかのぼる。当時3年生だった私は近所の友人2人と、普段は足を踏み入れない地域まで地蔵盆ミステリーツアーに出かけた。今は減ったようだが、あの頃は各町にあった。通ったことのない路地にも、今まで気づかなかった場所にも提灯の灯りを見つけては、線香に火をつけて、大きな香炉にたて、その後、おっさん達のさじ加減でくれるお菓子の量もまた楽しみの一つだった。肩に背負った大きなビニール袋いっぱいになるまで自転車を片手ハンドルで器用に乗りこなしているその非日常的な光景は、さながら、暴走族予備軍か、クリスマスに備えて特訓しているジュニアサンタクロースとでも表現しようか。中には勇猛果敢な女子たちもいたと思う。
やっていることは今も昔も変わらないと思うが、子供の数と、お地蔵さんの数が減ったことや昔は近所のおっさん達が夜通し、各町内でいい感じに提灯の灯りが灯されたテントで飲んでいた。それは、おっさん達の恒例行事でもあった。
私の町内のお地蔵さんはワンサ君でお馴染みの三和銀行駐車場内にあり、
町内のおっさん達は他に比べて別格の設備の整っていたそこで朝まで飲み明かしていた。
後に知ったことだが、関東方面ではこのパラダイス行事は存在していないらしい。
薬局はやっぱりシャッターが閉められていた。予備があった今回は良かったが次回から気を付けよう。
今日夢中で作っていた注文の金龍、途中段階だがお見せして終わりにしよう。 GOOD LUCK
