【ユニアリ】『るろうに剣心』参戦についての期待と個人的不安
ジャンプフェスタのユニオンアリーナスペシャルステージにて、『るろうに剣心』と『SAKAMOTO DAYS』の参戦が発表されました。
以前から、ユニオンアリーナのアンケートの参戦して欲しい作品に『るろうに剣心』の名前を書いてたので、YouTubeで参戦作品発表を観ている時は「マジで‼︎」「ヤベェ‼︎」と大きな声を出してしまいました。
今回は、ユニオンアリーナに『るろうに剣心』が参戦することについて感じていることを書いていきたいと思います。
※この文章のタイトルに使わせていただいた画像はユニオンアリーナ公式Xのポスト(https://x.com/union_arena_tcg/status/1870658549317341229?s=46)から引用させていただきました。
『るろうに剣心』のユニオンアリーナ参戦について書く前に、私にとって『るろうに剣心』がどのような作品なのかから書かせていただきたいと思います。
【前談】私にとっての『るろうに剣心』
『るろうに剣心』は、連載当時から大好きで子供の頃に旧アニメを楽しみ(オリジナル展開になってからはあまり観ていなかったのですが…)、現在進行形で新アニメを楽しませていただいています。
原作について
・ジャンプの中で特に好きな作品
私は週刊漫画雑誌はジャンプ以外買ったことがなく、マガジンやサンデー、それ以外の月刊誌の漫画も読んだり、アニメを観たりはしていますが、漫画やアニメは圧倒的にジャンプ作品に触れる機会が多い人生を送ってきました。
そんな私が特に好きなジャンプ漫画は『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』『るろうに剣心』『BLEACH』です。(勿論、他にも好きな漫画はありますが、すぐに頭に浮かぶほどの自分の中の代表作は、この5つです。)
・ジャンプ本誌を購入していた期間と連載期間
これは私の勝手なイメージになりますが、漫画雑誌を買うほどハマる時期というのは、10〜20年くらいという方が多いのではないでしょうか。
(勿論、ずっと買い続けていらっしゃる方がいて、その方々や漫画家さん、雑誌を作る会社の方々がいるからこそ、今でも新しい作品を享受できているのだと思っていますし、感謝していることは言うまでもありません。)
私は兄がいたおかげで兄が買ってくれたジャンプを読み、その後自分でも買うようになり、多分ですが約10年強ジャンプ本誌を買って家でじっくり読んでいました。
このじっくりジャンプ本誌を読んでいた期間の中で、連載が開始し連載が終了した作品が『るろうに剣心』でした。
ジャンプ本誌を読み始めた頃、『ドラゴンボール』はナメック星編でしたし、『幽遊白書』は飛影・蔵馬・剛鬼の捜索が始まっていましたし、『スラムダンク』は花道が体育館の端っこでドリブルの基礎練をさせられていました。
逆に『BLEACH』は連載開始から読んではいましたが、連載終了した頃には既に社会人になっており、完全に単行本派になっていました。
単行本で全28巻(北海道編除く)と、そこまで長くはない作品だからというのもありますが、勝手に自分世代の作品と感じており、ジャンプ作品で完全版も買い揃えているのも『るろうに剣心』だけ、というほどに思い入れがあります。
・本誌で読んでいたからこその印象深いシーンの数々
ジャンプ本誌を購入して読んでいた時期は、次の話まで1週間あるため何度も読み返したりしていました。
だからでしょうか、ジャンプ本誌で読んでいた部分と単行本で初めて読んだ部分は記憶の定着や思い入れが変わってくるように思います。
そのため、ジャンプ本誌で全ての話を読んだ『るろうに剣心』は特に記憶に残る印象的なシーンが多い作品でもあります。
『衝撃的な刃衛の自害と倒れた後の口上、そして死亡後の真っ白な眼』
『変幻自在の張の刃を掻い潜り勝負を決めた龍巻閃・旋のスピード感』
『奥義伝授時の比古清十郎の誌面からでも伝わってくるような圧』
『二重の極みを超えた三重の極みの読み方も含めた衝撃』
『胴体を吹っ飛ばす牙突零式の破壊力』
『目覚めた蒼紫の眼光』
『宗次郎の過去とその後の壊れっぷり』
『天翔龍閃の左脚の強調』
『酒場で出会った巴の(綾波レイを彷彿とさせる)内巻きの髪型』
『神谷道場襲撃の最期を飾った、綺麗だと感じさせるほどの薫の死の一枚絵』
『誰の声でも立ち上がらなかった剣心を動かした燕と引きちぎられる鎖』
『自分の生き方の答えを見つけ、逆刃刀を握り覚悟を語る剣心』
ぱっと浮かべるだけでも、印象的なシーンが色々と浮かぶほど、大好きな作品です。
・後々好きになる新撰組が関わっている作品
ジャンプ本誌で読んでいる頃の私は、1番嫌いな教科が社会である程、歴史ものに興味がありませんでした。
そんな私は連載当時、歴史背景を理解しないまま『るろうに剣心』を読み、それでもキャラクターの個性や絵の魅力、技のカッコよさに魅了され存分に楽しんでいました。
連載が終わり数年経った後、大河ドラマで「新撰組!」が放送されます。
豪華な俳優陣と脚本が三谷幸喜さんだということに惹かれ観たところ、一気に新撰組が好きになりました。
その時に「そういえばるろ剣はこの辺の時代が関わってる作品だったよなぁ…」と思い出し、再度読み直してみたところ、自分が『るろうに剣心』の魅力を全然理解できていなかったことに気付かされ、更に好きになります。
特に志士雄の背景や『煉獄』で東京湾に行く狙いと京都大火の狙いの背景については、大きく幕末の時代背景が関わっていたことを知り、自分は何をみていたのだと恥ずかしい思いになる程でした。
ですが、そのような時代背景を知らずとも楽しめる少年漫画だったのだということも改めて気付かされ、より魅力的な漫画だと感じました。
旧アニメ(平成放送版)について
・毎週楽しみにしていたオープニング
旧アニメが放送決定した時は単純に嬉しく、オープニング・エンディングの映像、曲どちらも魅力的で、特にオープニングが始まると毎週ワクワクしていたのを覚えています。
『スラムダンク』や『るろうに剣心』くらいから、有名アーティストさんの楽曲がオープニング・エンディングに使われるようになったように記憶していて、『ドラゴンボール』や『幽遊白書』のように、その作品専用のオープニング曲(ドラゴンボールは途中で一度変わりましたが)ではなく、物語の章の変わり目にオープニング曲が変わるというのも新鮮に感じていました。
・声優さんの存在
『るろうに剣心』を観る頃、私は声優さんという存在を意識し始めます。
『剣心』役を元宝塚俳優の涼風真世さんが担当することが話題になったこともあり、『るろうに剣心』の色々なキャラクターの声優さんについて、他にどんなキャラクターを演じてらっしゃるのかや、『るろうに剣心』を観た後からは、「あっ、るろ剣であのキャラやってた方だ」と思うようにもなりました。
数々のキャラクターの中でも、やはり涼風真世さんの演じる『剣心』の声は、「これが剣心の声だ」と思わせられ、「おぉぉぉぉ‼︎‼︎」と強く叫ぶようなシーンは、その声に圧倒されていました。
・心残り
旧アニメについての心残りは人誅編が放送されなかったことです。
たしか、まだ連載が続いていた時期でしたし、最近のアニメとは違い1クール2クールとか1期2期という概念はアニメにはあまりなく、ずっと続いて放送されているものだったので、京都動乱編後はずっとアニメオリジナル回が放送され、そのまま放送は終了してしまいました。
その後OVAで人誅編もアニメ化されていましたが、絵柄の変化と少年漫画というよりは『剣心』という1人の人斬りの人生を描くようなドラマ感の強い演出、台詞等の改変から、当時精神的にまだ幼い私には別物の『るろうに剣心』のように写ってしまい、あまり好きになれるものではありませんでした。
(逆に今観れば楽しめるのかもしれませんが、今は新アニメを楽しみたいという気持ちが強いです。)
1番の盛り上がりは京都動乱編だと思っていますが、やはり『剣心』の過去からの心の葛藤が描かれ、人生をどう生きるかという未来を見据えるまでを描いている人誅編あってこその『るろうに剣心』だと思いますので、やはり全編アニメ化して欲しいという気持ちは強く残っていました。
新アニメ(令和放送版)について
・放送決定時の感情
たしか、2,3年前だったかと思いますが、『るろうに剣心』が新しくアニメ化されるというPVがYouTubeにあがりました。
それはもう嬉しいことこの上なく、『ダイの大冒険』が全編再アニメ化されてもいたので、「今のアニメ技術でるろ剣が観れる‼︎」「人誅編も観れるかもしれない‼︎」と心が躍りました。
ですが、心躍る中一抹の不安も感じていました。再アニメ化につきものの声優さんの変更についてです。
旧アニメ終了からかなり経ってのアニメ化です。声優さんが変わらないわけはありません。
ですが、他のアニメ作品とは違い、旧アニメの『剣心』は元宝塚の方が声をあてたことでの印象の強さが際立った作品だと感じていました。
そのため、ほぼ無理だと思っていても、「剣心だけでも…」と願っていました。
結果的には、当たり前ですが剣心の声は別の方が担当されており、しかも男性声優の方が担当されることとなりました。
剣心は男性キャラですし、年齢も物語のメインの時間軸では28歳と大人なキャラです。男性声優さんが担当されることが当然であり、なんらおかしいことはありません。
ですが、初めて剣心の声をPVで聞いた時は、その声優さんには失礼だとは思いますが落ち込み、涙してしまいました。
それほどに子供の頃毎週楽しみにしていた『剣心』の声は私にとって印象的なものでした。
ですが、私もアラフォー男子などと言っていても、一応大人です。
心の中だけであっても『批判するのは、ちゃんと作品を観てから』ということは、心掛けています。
そのため、期待と不安が入り混じった感情を持ちながら1話目を観たことを覚えています。
・1話目での期待、そして、実際に観て感じる声の変化
結果的に新アニメの『るろうに剣心』は子供の頃と同様に毎週楽しみにするほど、「何期とか分けずにずっと続けて放送して欲しい」という制作者側のことを考えない身勝手な想いを持つほど、楽しんでいます。
その要因は以下の3点にあります。
①今後の展開を期待させる1話目
複雑な感情を持ちながら鑑賞した1話目。声の変化どうこうよりも、「1話目からこのシーンをみせるってことは…」と思わせるシーンがいくつかあり、人誅編まで続くことはほぼ確実だし、もしかして北海道編まで見据えているのではと感じさせられ、一気に期待感が高まりました。
②声優さんの変更について
不安を感じていた声優さんの変更についてですが、『剣心』、『左之助』、『斎藤一』には登場時こそ違和感を感じていたものの、今では馴染んでおります。
特に『剣心』については、流浪人としての平常時の声質と戦闘時の声質、そして人斬りに近くなった時の声質の違いに驚き、神谷道場での『斎藤一』との戦闘時に牙突を避け反撃した後の「いくら牙突が凄かろうと〜」の台詞での声質の変化には鳥肌がたち、嬉しさに涙をしてしまうほどでした。
PVで落ち込み涙したことを謝りたいほどの気持ちです。
③一区切りとして完結している作品だからこその構成
『るろうに剣心』は週刊少年ジャンプでは連載を終了し、一応の区切りがついた後、何度か後日談や前日談を描かれている作品です。
(北海道編は現在のところまでは追えてないのですが、まだ継続中です)
今回のアニメでは、原作の物語の間に前日談を挟み、それを本編に繋げていく等の演出がされています。
それが、より『剣心』の心の内を表現するような演出となっており、更に魅力的な『るろうに剣心』になっていると感じています。
是非とも、『志士雄』と『由美』の出会いが描かれた前日談も、どこかに挟んでくれることを期待しています。
【本題】ユニアリアリーナ参戦への期待と個人的な不安
前談が長くなりましたが、本題のユニオンアリーナ参戦については、期待と喜びが99%くらいを占めています。
ですが題名にも書いた通り、私個人の感情として、一部不安を感じている部分もあります。
まずは期待している点についてから。
ユニオンアリーナ参戦で期待する点
・キャラクターだけでなく、技や流派の原作再現
ユニオンアリーナはエナジーの色の制約や『特徴:○○』の制約により、組めるデッキに制約が出てきます。
それが原作再現にも繋がっているので、制約とは書きましたが、そこについて否定的なイメージは持っていません。
きっと東京編の『剣心』『薫』『弥彦』『左之助』は同じ色で出してくれるんじゃないかと思いますし、『特徴:御庭番衆』や『特徴:十本刀』もあるでしょうし、『特徴:十本刀』と『志士雄』名のカードで発揮するカードも出してくれるのではないかと期待しています。
ただ、是非出して欲しいと思うのは、『特徴:飛天御剣流』デッキが組めるようなカードです。
出していただけるのなら、「技がメインとなる赤のイベントデッキになるのかなぁ」なんて妄想をしていますが、是非とも出していただきたい‼︎
ここまで切望する理由としては、『vol.2以降の強化』と『剣心と比古清十郎の師弟コンビデッキの実現』に期待出来るからです。
どんどん技が増えていけば、それだけデッキを組む楽しさも増えていきますし、強化もされていきます。
そして、原作では共闘はしてくれなかった師弟コンビの共闘を実現できたりしたら、それこそユニオンアリーナならではの楽しみ方にもなります。
(きっと師匠のコストはかなり高いのだと思いますが…。)
ゆくゆくの『弥彦』の成長や十本刀戦での『薫』の活躍も考えると、『神谷活心流』デッキも組みたくなりますね。
妄想すればするほど期待が高まってきます。
発売が今から待ち遠しいです。
ユニオンアリーナ参戦での個人的な不安
上記で書いたように基本的には色々期待していますし、発売が楽しみで仕方がありません。
ですが、『るろうに剣心』の中で私が1番好きなキャラクター的に不安な点があります。
ですので、これは100%個人的な不安であり、批判等ではないことを申し添えさせていただきます。(まだ発売もしていない商品に批判もなにもありませんが)
・『鵜堂刃衛』デッキ実現の可能性の低さ
この文章を読んでいる方の中で、前談の原作の印象的なシーンについて書いている部分を読み「え?1番最初の印象深いシーンが刃衛の最期?」と違和感をもたれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(すいません、そんなことを感じずに読んでらっしゃる方がほとんどだと思っていますし、自意識過剰だとも思っています。)
私は全ての『るろうに剣心』のキャラクターの中で『鵜堂刃衛』が1番好きです。
他にも好きなキャラクターはいますが、1番が誰かと聞かれれば、他のどのキャラクターと迷うこともなく、抜きに出て『鵜堂刃衛』が大好きです。
(私が感じる『鵜堂刃衛』の魅力の詳細は、好きなキャラクターシリーズでゆくゆく書いていこうと思います。)
ですが、『鵜堂刃衛』がメインとなれるデッキの形がどうにもイメージ出来ません。
それは、あまりにも序盤で他の敵キャラクターと関わることなく亡くなってしまったためです。
『鵜堂刃衛』が持ち得る特徴としては、『特徴:人斬り』『特徴:元新撰組』くらいのものです。
ですが、『特徴:人斬り』にしても『特徴:元新撰組』にしても、共闘のイメージが出来るのは『斎藤一』くらいなもの。
しかも、『斎藤一』は物語的には『剣心』側と一緒に組めるような色に設定される可能性が高いと考えられます。
そうすると、願望・妄想としてイメージ出来るのは『鵜堂刃衛』のみをアタッカーとしたデッキ。
『背車刀』『心の一方』『影技・憑鬼の術』の技系イベントカードを駆使し、斬られることにも快感を得る『鵜堂刃衛』らしく、ライフが減るほどに『鵜堂刃衛』が強くなるような、『鵜堂刃衛』のためのデッキです。
はい。わかっています。そんなデッキが組めるようなカードプールになる可能性は皆無だということは。
ただ、SRでは出して欲しい‼︎
『ヒロアカ』の『ステイン』のようにR止まりになる可能性が高いのも重々承知していますが、原作上の強さ的にいえば、SRであってもおかしくないキャラだと思っています。
・『鵜堂刃衛』が実装されない可能性
ここまで『鵜堂刃衛』の実現し得ないデッキの妄想までしていた私ですが、そもそも『鵜堂刃衛』が実装されない可能性すらあるとも思っています。
この可能性を感じた理由が以下の3点にあります。
・今回参戦が発表された際に現在放送中の京都動乱編のキービジュアルが出ていた。
・原作の中でも1番の盛り上がりをみせる京都動乱編をメインにした方が購買意欲を高められると同時に、キャラクターも豊富なためカード化もしやすい。
・既に京都動乱編の中盤までアニメが進んでいるこのタイミングでの発表
以上の点から『スターターデッキ』にて序盤の東京編の『剣心』側キャラのデッキが作れるようになっていて、『ブースターパック』にて東京編〜京都動乱編がカード化、なんてラインナップが濃厚ではないでしょうか?
早くて来年中の発売だとして、その時の『ブースターパック』を東京編にして、その早くて1年後くらいの『vol.2』を京都動乱編にするなんていうことはしないように思います。
メリットがありませんし、東京編だけの『ブースターパック』で敵側として実装されるとしたら『鵜堂刃衛』『御庭番衆』『斎藤一』あたりで、『御庭番衆』軸以外は一貫性が感じられるデッキを作ることが難しくなりそうです。(えっ?雷十太を忘れてるわけではないですよ?)
東京編〜京都動乱編までを一気に出すとしたら、敵側は『志士雄一派』、『御庭番衆』あたりがメインとなるのでしょう。
そこに、『鵜堂刃衛』が入る余地はあるのでしょうか…。
きっと『幽遊白書』の時に「戸愚呂チームだけで組めない…」と感じたように、「御庭番衆だけで組めない…」ということが発生するほどに枠は埋まっている気がします。
なんにしても、待ち望んでいたユニオンアリーナへの『るろうに剣心』参戦は、本当に喜ばしいです。
『SAO vol.2』以降、買いたい作品が無かったのもあり、少し下がっていたユニアリ熱が上がってきています。
今後の続報を楽しみに待ちたいと思います。
私の文章を読んでいただき、誠にありがとうございます。
今後、また読んでいただける機会があれば、その時にまた。