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【趣味:特撮鑑賞】『仮面ライダージオウ』感想 その1(EP1〜EP16)
前回、『仮面ライダージオウ』を観始めたきっかけについて文章を書かせていただきました。
今回から本編の感想を書かせていただきます。
今回はEP1〜EP16までについて。
※タイトルに使わせていただいている画像は仮面ライダージオウ公式HP(https://www.tv-asahi.co.jp/zi-o/)の画像です。
また、この文章はネタバレを多分に含みますのでご注意ください。
【概要】大まかなストーリーと各キャラの立ち位置
①大まかなストーリー(EP1〜EP16)
2018年、王様になることを目標とする主人公『常盤ソウゴ』(以下、『ソウゴ』)の元に『明光院ゲイツ』(以下、『ゲイツ』)と『ツクヨミ』が現れ、2068年の世界から来たこと、そして、未来では『ソウゴ』は最低最悪の魔王『オーマジオウ』となり君臨していることを告げられ、それを阻止するために2018年に来たことを知らされる。
そして、『オーマジオウ』とは別の王を擁立するために現れた『タイムジャッカー』と呼ばれる『ウール』『オーラ』『スウォルツ』が2018年よりも過去に飛び、人間を『アナザーライダー』に変え、その年数に実在した『仮面ライダー』の『力』と『仮面ライダーとしての記憶』を消してしまう。
その『アナザーライダー』は2018年まで人を襲う等、暴走を続けている。
『ソウゴ』を『オーマジオウ』へと導くために現れた『ウォズ』が『ソウゴ』に『ジクウドライバー』『ジオウウォッチ』を渡したことで、『ソウゴ』は『仮面ライダージオウ』へ変身し、民(人々)を守ることを目的に『アナザーライダー』と戦い始める。
『仮面ライダーゲイツ』に変身することができる『ゲイツ』と反発や協力をしながら、『アナザーライダー』を倒していく『ソウゴ』。
倒したことで得られる各仮面ライダーのウォッチにて、その仮面ライダーの『能力』を使えるようになり、『ソウゴ』は徐々に強くなっていくが、それは、『ウォズ』の持つ『逢魔降臨歴』に書かれている『オーマジオウ』となる歴史通りであった。
『ソウゴ』『ゲイツ』『ツクヨミ』は目的は違うが『アナザーライダー』との戦いを続けていく。その中で『ゲイツ』と『ツクヨミ』は『ソウゴ』の人柄に触れ、最低最悪の魔王になるとは思えないと、迷いが生じ始める。
そんな様子を見ていた『ウォズ』が『ゲイツ』や『ツクヨミ』に『オーマジオウ』への道を邪魔されることを阻止しようと一時的に『タイムジャッカー』の3人と手を組む。
その『タイムジャッカー』には目的は明かさないまでも、協力態勢をみせる『仮面ライダーディケイド』に変身ができる『門屋士』(以下、『ツカサ』)がいた。
『ソウゴ』『ゲイツ』『アナザーライダー』の戦いに割って入る『ツカサ』。
その頃、2018年に『オーマジオウ』の下僕である『カッシーン』や巨大ロボが現れる。
そんな状況の中でも『ソウゴ』は良い魔王になると豪語するが、自分の目で『オーマジオウ』を見てくるように『ツカサ』に2068年に送られてしまう。
荒廃した世界、そして、『オーマジオウ』の姿にショックを受けた『ソウゴ』は、2018年に戻ってきた後、『ゲイツ』に自分の『ジクウドライバー』を破壊させ、『仮面ライダージオウ』に変身できなくなってしまう。
目的を遂げた『ソウゴ』『ツクヨミ』は2068年に戻ろうとするが、『タイムジャッカー』に操られた『カッシーン』が『ソウゴ』を襲う姿を見て、2018年に戻り、『ソウゴ』を守るため戦い始める。
その戦いの中、『ゲイツ』が「最低最悪の魔王になったら、俺がお前を倒す!」と『ソウゴ』に告げ、その言葉を受けた『ソウゴ』は「世界を救う魔王になる!」と再び『仮面ライダージオウ』に変身する。
②各キャラの立ち位置
EP16までは各キャラクターを大まかに3つの陣営に分けることができます。
1)王(『オーマジオウ』)になる陣営
キャラ:『ソウゴ』『ウォズ』
『ソウゴ』は良い王様になることを昔から夢見ており、『ウォズ』は『ソウゴ』を『オーマジオウ』になるように導こうとしています。
考え方の違いはあるものの、この2人は『ソウゴ』が未来の王になることを目標におき、動いています。
2)『ソウゴ』が『オーマジオウ』になることを阻止する陣営
キャラ:『ゲイツ』『ツクヨミ』
物語開始時は完全に『ソウゴ』が『オーマジオウ』になることを阻止するために動いていましたが、監視を名目に一緒に住んでることもあり、『ソウゴ』の人柄に触れ、『ソウゴ』が最低最悪の魔王になるとは信じられないと思い始めてきています。
ですが、立ち位置的には『オーマジオウ』阻止の立場にいます。
3)『オーマジオウ』以外の王擁立を目的とする陣営
キャラ:『ウール』『オーラ』『スウォルツ』(『タイムジャッカー』と呼ばれる3人)+『ツカサ』(?)
過去に行き、人間を『アナザーライダー』に変化させ、その『アナザーライダー』を『オーマジオウ』を超える王として擁立させようとしています。
『ツカサ』は行動の目的は分かりませんが『タイムジャッカー』側にいるため、この陣営に区分しています。
【感想と疑問】説明と『ソウゴ』の意思固め、明かされていない謎
①大まかな感想
EP16までのメインストーリーは、世界観やキャラ、そして、他の仮面ライダーの能力の手に入れ方をストーリー仕立てで説明しているような部分となります。
なので、正直、EP5,6くらいから、少しだけ退屈な感じは否めませんでした。
たぶん、ちゃんと他の平成ライダーを楽しんできた方には、ご褒美的な小ネタとかもあったのだと思いますが、そこがわからない私としては、「ほぉ…、今回はエグゼイドかぁ…」という感じで観ていました。(序盤から楽しんでいた方には申し訳ありません。)
ですが、やはり『ソウゴ』『ゲイツ』『ツクヨミ』の3人の関係性の変化ややり取りは楽しくて、特に『ソウゴ』と『ゲイツ』には、龍騎の『真司』と『蓮』感を少し感じ、「やっぱりこういう関係性いいよね。」とニヤニヤしていました。
そんな、少し淡々としたストーリーかなぁと感じている中、ほぼ毎回私の胸を熱くさせてくれるキャラ、そして、言葉が‼︎
そう、『ウォズ』の「祝え‼︎」です。
OPであらすじを説明する語り口調も、「我が魔王」と傅く振る舞いも、「祝え‼︎」も、演劇好きな私にはドンピシャなキャラです。
ほんと『ツカサ』が「誰に言ってるんだ?」とか口上を邪魔し始めた時は、「おい、お前」と、『ツカサ』を叱りつけたくなりました。
今後はもっと『ウォズ』が活躍する場面が増えるといいなぁと思っています。
そして、今回EP16までで一括りに感想を書こうと思ったのは、物語的にも一つの区切りでもありそうと思ったためです。
『ソウゴ』が漠然と良い王になろうと思っているところから、一度王になることを辞めようとし、『ゲイツ』の言葉で「世界を救う魔王になる」と決意を新たにするシーンは、特に『ゲイツ』の演技の熱の入り方を観て、思わず拳を握ってしまいました。
今後も楽しみです。
②タイムジャッカーの存在
EP16まで観てきて少し謎なのは、タイムジャッカーの存在です。
メタ的な物語の役割としては、主人公側の敵を作る役割を担っており、確実に必要な役柄ではあると思うのですが、「なぜ、別の王を擁立させようとしているのか」が明かされていないので、よくわからないキャラクターという印象です。
この目的についてはゆくゆく明かされるのではないかとは思っているのですが、正直なところ、本当に『オーマジオウ』を超える王となれる逸材を探しているようには見えないというところが、少し違和感を感じているところです。
3者3様のキャラクター性は結構好きではあるので、後から「実はこの3人はこんなキャラクターで、こういう目的を持っていたのか‼︎⁉︎」と思わせてくれることを期待しているところです。
③『ツカサ』の存在
タイムジャッカー以上に謎、というか謎しかないのが『ツカサ』です。
『仮面ライダーディケイド』は原作は見てはいないのですが、それまでの平成ライダーに変身できるくらいの知識はあるので、特別な立ち位置なのは理解が出来ますが、このキャラクターも行動の目的がわからなすぎる状態です。
そして、気になったのは「え?『ソウゴ』を2068年に送ったけど、そんな能力まであるの?」ってところ。
彼の今後の動向も気になります。
ということで、まずは1回目の感想を書いてみました。
まだまだ謎ばかりですが、その謎がどう明かされていくのか、そして、『ウォズ』がとにかくかっこいいし、今後もかっこいいだろう、というところで、期待しています。
ただ、話的には最低最悪な魔王にはならない方向に進んでいくのではないかと思うので、『ウォズ』がどうなるのか心配でたまらない気持ちもありません…。
とにかく「祝え‼︎」
今後、また私の文章を読んでいただける機会があれば、その時にまた。