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【『少々』見聞録】

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海外での様々な「気づき」をSDGsの視点と組み合わせ、「国際理解教育の教材」にしようと試行錯誤しながら紹介しています。『共存』という空間的・物質的な繋がりの「『ルーム』シェア」を…
スライド3枚で、様々な「気づき」について、SDGsを絡めながら考えられる教材になっています。
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#インド

【少々見聞録~34ペエジ目~】

北インドの山奥の村で生活をしていると、人間を含めあらゆる生き物が自然と向き合って、それぞれに工夫をしながら生きていることが分かる。 高度な科学技術を駆使して、非常に便利な生活を作り出している人間であっても、このような山の中では自然とともに生きていかねばならない。 その他の生き物たちも、自分たちの持っている特性を駆使して生きている。そこでは、生き物の山での暮らし方に「多様性」を感じる一方で、偉大なる自然を構成する部分として「一体性」も感じることができる。 今回は《インドの山奥

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【少々見聞録~28ペエジ目~】

2年前、NGOがインドのスラムに作った学校を見学した話の続きである。 お客さんである私たち(この日はRUCHIの別プログラムに参加していたドイツ人とイタリア人の女性が一緒にスラムを見学していた)をもてなすために、クッキーやジュースを用意してくれていたが、それを見つめる子どもたちの様子から、それらの「クッキーやジュースが子どもたちにとってそこまで日常的なものではない感じ」がして、私たちは彼らの目の前でそれを食べたり飲んだりすることには抵抗があった。 彼らの授業の様子を見ていると

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【少々見聞録~26ペエジ目~】

2019年の10月に、私は北インドでのボランティアキャンプに参加した。 日本のボランティアNGO「NICE」とインドのNGO「RUCHI(Rural Centre for Human Interests)」が連携したプログラムであった。 RUCHIは様々な「持続可能性(sustainability)」に関わるプログラムを展開しており、私はその中の一つに参加したが、10月という特殊な時期だったため、同じプログラムに参加する人はおらず私だけだった。さらに別プログラムで宿泊所に滞在

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【少々見聞録~17ペエジ目~】

インドの町を歩いていると、車が全然進まないことがある。 事故や工事の渋滞だろうかと、前の方に向かうと、そこには「牛」がいた。2匹の牛が気持ちよさそうに道路で休憩している。 クラクションを鳴らしたりはしているが、それらを強引にどかそうとはしない。(多くの人の目もあるのでそのシーンを撮影はできなかった) 彼らが動く気になるのを、のんびり待っている。 インドでは「牛は神聖な生き物」である。とても大切に扱われている。 生き物を大切に扱うということは「生物多様性の観点」からも重要である

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【少々見聞録~9ペエジ目~】

多少は落ち着いたものの、最近まで新型コロナウイルス感染症の脅威に晒されてきたインド。私が国際ボランティアキャンプで訪れていたときには、2年後、まさかこんな状況になるなんて想像できなかった。 今回は、ボランティアの休憩日に、現地のガイドの勧めで訪れた《インドのスラムの様子》に関わる見聞録である。 地方から工場周辺にやってきてスラムを形成する「労働の在り方」。 スラムで生活する人々の「生活水準」。 そして子どもたちの「教育環境」。 ここには国際社会が抱える様々な課題が潜んでいる。

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【少々見聞録~4ペエジ目~】

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