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【『少々』見聞録】

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海外での様々な「気づき」をSDGsの視点と組み合わせ、「国際理解教育の教材」にしようと試行錯誤しながら紹介しています。『共存』という空間的・物質的な繋がりの「『ルーム』シェア」を…
スライド3枚で、様々な「気づき」について、SDGsを絡めながら考えられる教材になっています。
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2021年12月の記事一覧

【少々見聞録~35ペエジ目~】

マレーシアはイスラーム国家なので、至るところにモスクがあるわけだが、首都クアラルンプールから少し離れた地方都市のラワンに鉄道で行ったときも、車窓から白いきれいなモスクが見えた。そこで駅を降りて、そのモスクに行こうと、駅前のタクシーに乗って、近くのモスクに行ってほしいと伝えた。だがタクシーの運転手からは「近くにモスクはない」という返答が。タクシーの運転手は英語がしっかりと通じるので、白いモスクで、鉄道から見えたことなど詳しく自分の持っている情報を伝えてみると、意外な答えが返って

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【少々見聞録~34ペエジ目~】

北インドの山奥の村で生活をしていると、人間を含めあらゆる生き物が自然と向き合って、それぞれに工夫をしながら生きていることが分かる。 高度な科学技術を駆使して、非常に便利な生活を作り出している人間であっても、このような山の中では自然とともに生きていかねばならない。 その他の生き物たちも、自分たちの持っている特性を駆使して生きている。そこでは、生き物の山での暮らし方に「多様性」を感じる一方で、偉大なる自然を構成する部分として「一体性」も感じることができる。 今回は《インドの山奥

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【少々見聞録~33ペエジ目~】

かつて海外へ飛び出してボランティア活動する勇気がなかった私が、それでも何かできるのではないかと考えて2011年から始めたのが「子どもサポーター」であった。 これはNGOのGood Neighbors Japanを通じて、資金援助によって子どもの成長をサポートするものであった。 このNGOは『子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会』をビジョンとしており、「子どもと子どもを取り巻く地域住民の生活環境の改善のため、子どもに焦点を当てた活動が中心」にしている。それは、「

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【少々見聞録~32ペエジ目~】

文化の違いを感じる場面は様々あるが、食事は中でも分かりやすいものである。 ネパールやインドでは右手のみを使って食事をすることが通常であり、左手は不浄なものと考えられ、食事では用いられない。 ただ私は右手のみ、しかも素手で食事をすることに慣れていなかったため、ステイ先のご家庭がスプーンを用意してくれた。子どもなどもまだ右手のみでの食事に慣れておらず、同じくスプーンを使っていた。 食べ方や食材以外にも、食事において違いを感じる要素はあり、ネパールのボランティアキャンプ参加中にそれ

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【少々見聞録~31ペエジ目~】

ラオスは外国資本の進出に助けられながら、経済成長をし始めている。中でも中国資本の進出は著しく、中国国境に近い地域の開発は活発で、そこがラオスとは思えない雰囲気らしい。 首都ビエンチャンにも多くの外国資本が進出しており、カフェはかなり増えているが、コンビニやスーパーも多くなってきている(どうやら2022年には日本のコンビニも初めてラオスに進出するようである)。 特にタイ資本や韓国資本のコンビニが増えているが、個人経営のコンビニも頑張っている。ただ、そんなコンビニの中には、雰囲気

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【少々見聞録~30ペエジ目~】

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【少々見聞録~29ペエジ目~】

2019年は大型連休などを利用して、国際ボランティアキャンプに参加したり、日本に一時帰国したときにボランティアセミナーに参加したりと、経験値を一気にかせいだ一年であった。 2019年7月はボランティアNGO「NICE」とネパールのNGO「FFN(Friendship Foundation Nepal)」とが連携して展開するネパールの震災復興ボランティアプログラム「Walk with Nepal」に参加した。 ヒマラヤ山脈の山間部にある村にホームステイしながらボランティア活動を

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【少々見聞録~28ペエジ目~】

2年前、NGOがインドのスラムに作った学校を見学した話の続きである。 お客さんである私たち(この日はRUCHIの別プログラムに参加していたドイツ人とイタリア人の女性が一緒にスラムを見学していた)をもてなすために、クッキーやジュースを用意してくれていたが、それを見つめる子どもたちの様子から、それらの「クッキーやジュースが子どもたちにとってそこまで日常的なものではない感じ」がして、私たちは彼らの目の前でそれを食べたり飲んだりすることには抵抗があった。 彼らの授業の様子を見ていると

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【少々見聞録~27ペエジ目~】

アメリカ東部のボストンの道にはペンキやレンガによって「赤い線」が引かれている。 これは進行方向を整理するために道の中央に引かれたのものではない。 横断歩道などにも引かれていることがある。 そこからは「線をたどれ」というメッセージが聞こえてくる。 この線をたどることによって「私たちは一体何に気づくことができる」のだろうか。 今回は《アメリカ・ボストンに引かれた線の意味》に関わる見聞録である。 #異文化理解  #SDGs  #アメリカ  #フリーダムトレイル #平和と公正を全て

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