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【『少々』見聞録】

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海外での様々な「気づき」をSDGsの視点と組み合わせ、「国際理解教育の教材」にしようと試行錯誤しながら紹介しています。『共存』という空間的・物質的な繋がりの「『ルーム』シェア」を…
スライド3枚で、様々な「気づき」について、SDGsを絡めながら考えられる教材になっています。
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2021年10月の記事一覧

【少々見聞録~16ペエジ目~】

「違い」には光と影がある。 「多様性・個性・価値観」というものが尊重され、寛容な姿勢で捉えることができるときそれは光となる。 しかし「優劣・差別・迫害」という形で、排他・排除の動きが生じてしまうときそれは影となる。 最近、世界遺産に関わる内容が続いているが、今日は日本特有の表現を用いるならば「負の世界遺産」に関わるものである。それは「違いが生み出す影」といえる。 今回は《ポーランドの悲しい記憶》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SDGs #ポーランド  #ホロコースト

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【少々見聞録~15ペエジ目~】

ラオスの首都ビエンチャンを自転車で走っていると、道端で謎の物体を目にすることが多い。 その物体は色からして、とても重々しいものに思える。 そして形は球体で、その中には何か得体の知れない生き物が潜んでいるのではと思ってしまう。 マンガのドラゴンボールでサイヤ人が乗ってくる宇宙船に見えなくもない。 ラオスは何かと謎に満ちており、2019年7月に世界遺産に登録された『ジャール平原巨大石壺群(Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang-Plain of J

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【少々見聞録~14ペエジ目~】

ネパールの首都カトマンズの中に日本食を提供するレストランがあった。 そのレストランは日本・中国・ネパールの料理を提供していたが、メニューを見てみると、不思議に思う点がいくつかあり、日本食とは何なのか考えさせられた。 ネパールはインドと同様にカレーが食文化の核を担っている。 食文化は価値観の違いが表れるものの一つである。 今回は《ネパールで感じた食文化の違い》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SDGs #ネパール #日本食レストラン #人や国の不平等をなくそう #Red

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【少々見聞録~13ペエジ目~】

シンガポールが「FINE CITY」であることは、街を歩いていて目にする禁止・罰金の看板から伝わってくる。 文字だけでなく、マークでもしっかりアピールされている。 それにしてもなぜここまでしつこいくらいアピールしなければならないのだろうか。 ここには「シンガポールならではの事情」が影響していると考えられる。 そのアピール具合に日本などとの「違い」が生じる要因にはどんなものがあるだろうか。 今回は《シンガポールの禁止・罰金アピール》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SD

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【少々見聞録~12ペエジ目~】

ラオスから日本への定期直行便はない。 私はベトナムやタイを経由することが多かった(韓国・インチョンの経由も一般的)。 ベトナムでの乗り継ぎでは、待ち時間が長いことがあったため、空港内でベトナム料理をよく食べていた。 ベトナム料理といえば「米を原材料としたもの」が有名である。 近年、「ベトナムは工業化、開発」が進んでいるが、稲作それ自体は「食糧生産の観点」から大切であり、 それだけでなく稲作に関わる生活・景観なども貴重な「文化的・自然的な資源」ではないだろうか。 また最近の研究

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【少々見聞録~11ペエジ目~】

シンガポールの高校に勤めていたとき、修学旅行で訪れたオーストラリアの西海岸。 雄大なオーストラリア特有というわけではないが、 そのゆったりとした雰囲気によく合っている「町づくり」を垣間見た。 その町づくりは、最低限のルールを決めておき、大部分は人と人との「信頼関係」で成り立っている。 ヨーロッパなどでは一般的なこの町づくりは、最近、日本でも普及し始めている。 今回は《オーストラリアの町づくり》に関わる見聞録である。 #異文化理解 #SDGs #オーストラリア #ラウンドアバ

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【少々見聞録~10ペエジ目~】

小さな脇道を散歩してみると、街づくりというものが国によって違っていることに気づく。また大通り周辺に比べ、脇道の方はかなり無秩序な作りで、ラオスの都市計画の実態を垣間見ることができる。その小さな脇道は注意して進まないと、どこに野良犬たちが潜んでいるか分からない。ラオスでは野良犬が至る所にいて、夜の散歩はかなり危険である。 自然豊かなラオスでは、野良犬に限らず、野良〇〇と考えられるたくさんの生き物が元気に暮らし、すくすくと成長している。虫たちもかなり大きいものがいるが、その他の生

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【少々見聞録~9ペエジ目~】

多少は落ち着いたものの、最近まで新型コロナウイルス感染症の脅威に晒されてきたインド。私が国際ボランティアキャンプで訪れていたときには、2年後、まさかこんな状況になるなんて想像できなかった。 今回は、ボランティアの休憩日に、現地のガイドの勧めで訪れた《インドのスラムの様子》に関わる見聞録である。 地方から工場周辺にやってきてスラムを形成する「労働の在り方」。 スラムで生活する人々の「生活水準」。 そして子どもたちの「教育環境」。 ここには国際社会が抱える様々な課題が潜んでいる。

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【少々見聞録~8ペエジ目~】

異文化であるなと感じる主なものとして「視覚情報」がある。 町の建物や行き交う人の服装を見たとき、色づかいや見た目の「違い」はとても分かりやすいものである。 特にこの違いを感じたのがマレーシアである。 マレーシアの町にはたくさんの「モスク」がある。 そして服装は男性なら頭からすっぽりとかぶった衣装である「ガラベイア」。 女性ならば首もとや腕や足も肌を見せない衣装である「ヒジャーブ」。 これらの共通点は「イスラーム」である。 今回はそんなイスラームの雰囲気を感じることができる《

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【少々見聞録~7ペエジ目~】

ヒマラヤでの生活は様々なインフラが発達した平野部、臨海部に比べると、「不便」という印象が拭えないのは、私が平野部・臨海部の生活に慣れてしまっているからだろう。 しかし山村の人々は、素直にその現状を受け入れて力強く生活している。 彼らの農業中心の生き方は、都市部の人々の生き方と比較すると「優しさ」「つながり」という点で大きな違いがあるように感じる。 それはヘーゲルが主張した「家族と市民社会」の違いにも通ずるのではないだろうか。 今回は《ネパールにおける山村の暮らし》に関わる見聞

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