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我楽多だらけの製哲書

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日常の出来事と哲学を掛け合わせた考察をつれづれなるままに綴っています。先哲の思想は、昔のことだし抽象的で近寄りがたいと思っている人がいるかもしれませんが、実は、現代においても日常…
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#ラオス

★我楽多だらけの製哲書(64)★~3年前の挑戦の場とゴータマ・シッダールタ~

(2019年の出来事の回想である) 私は今、お正月休みの余韻の中にいる。 お正月というと、日本ならば1月1日周辺のイベントであり、中華文化圏ならば旧正月というとこで、毎年1月末から2月初め辺りに設定されるイベントを思いつくが、今は4月であってそのどちらにも当てはまらない。 英語が得意なわけではないが、国外で旅行をしたり生活をしたりするとき、これまで英語のおかげでコミュニケーションが曲がりなりにもとれていたことを痛感する今日この頃である。 現在、私が住んでいる国は、英単語さえ

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★我楽多だらけの製哲書(32)★~下町で出会ったラオスの魅力と柳宗悦~

私は去年「青のラオス展」に続き、もう一つのラオスイベントに参加をした。そしてこのイベントへの参加によって「今ここで関わることができる『ラオス』としっかりと向き合う」ことができた。そのイベントは「ラオスの手仕事展」であり、何とか最終日にイベントに参加することができた。 場所は「the ETHNORTH GALLERY」という所で、谷中銀座商店街の近くであった。谷中銀座を訪れるのは初めてだったが、下町らしさに満ち溢れた商店街で、雑貨屋・団子屋・茶屋などが所狭しと並んでいた。コロ

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★我楽多だらけの製哲書(31)★~藍より出でて『愛』となるラオスの青さと荀子~

先月の終わりまで静岡県の御殿場で「赤のラオス展」というイベントが行われていた。行きたいと思っていたが、なかなかスケジュールが合わずに先送りしていたら、終わってしまった。そんな残念な気持ちを紛らせるために、去年東京で行われた「青のラオス展」についての振り返りをしようと思う。 このイベントは2020年6月に開催された。当時私は、日本に戻ってきて3カ月経っていたが、ラオスで過ごした1年間をとても懐かしく感じていた。そして、あの時間がいかに「ぜいたく」な時間であったのか、フルタイム

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★我楽多だらけの製哲書(27)★~ラオスの記念日とハンティントン~

(これは2年前の12月1日に別のSNSに投稿した内容である) 9月終わりから考察的投稿が止まっていた。 (10月のインドボランティアは写真と簡単なコメントで、11月はラオスに来てくれた高校時代の友人による関連記事のみであった) 11月11日にはラオスのお祭りとしても最も大きいものの一つである「タートルアン祭り」があったが、その記事についても投稿の形をとれていない。 投稿が滞っている原因の99%は間違いなく「怠惰」である。ただ残り1%として、とてもありがたいことなのである

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★我楽多だらけの製哲書(23)★~ラオスの国内状況と藤田東湖~

2年前の3月末、私はラオスに降り立った。それから一カ月も経たない4月中頃、私は「ラオスの洗礼」を受けた。そのときの感想を、当時勤めていたビエンチャン日本語補習授業校の学級通信で、次のように綴っていた。 ★★★ 「そうは言っても、仲間内だったり、知り合いだったり、またはイベント会場でのことだろう。」 私はラオスのお正月である『ピーマイ・ラオ』で、「水をかけられる」ということを非常に甘く捉えていました。聞いたり調べたりした情報だけで、私は分かったつもりになっていたのです。 お正

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★我楽多だらけの製哲書(15)★~ジャパン・フェスティバル2020とジョセフ・ナイ~

昨日、散髪に行った。そのとき順番を待っている間に流れてきた曲によってラオスの懐かしい記憶が呼び起こされた。流れてきた曲は秦基博の「ひまわりの約束」であった。積極的に音楽を聴くことがない私は、この曲をラオスのジャパン・フェスティバル2020というイベントで初めて聴いた。 ジャパン・フェスティバル2020というイベントは、ビエンチャンセンターの隣にあるワールドトレードセンター前のスペースに、発表ステージやブースが設けられ、様々な日本文化を紹介するものであった。規模は別として、雰

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★我楽多だらけの製哲書(12)★~サッカーのユニフォームを着なくなった最近の夏とヴォルテール~

「汎用性」を突き詰めていくとどうなるだろうか。 何かの定義について考えるとき、その言葉の対義語と思われるものからの逆算で、言葉の実態を明らかにすることが少なくない。だがそれは、その言葉と対義語が対等な関係に位置していて、同時に、二律背反のような閉じた世界であることが前提となっているだろう。そうでなければ、他方の否定によって、残りの要素全てが、その言葉の定義となり、説明が成立するという綺麗な図式にはならない。 さて「汎用性」について、その綺麗な図式で定義づけを試みているとどう

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★我楽多だらけの製哲書(8)★~久しぶりの遭遇とベーコン~

在宅勤務が続くようになってから習慣となり、緊急事態宣言が解除された後でも、自分にとって大きな地位を占めているのは、夜の散歩である。しかし、日本での散歩はかつてラオスに住んでいた時に比べると物足りなさを感じてしまう。このような物足りなさについて、ラオスから離れたことによる空虚な気持ちということで、私は勝手に「ラオ・ロス」と呼んでいる。そして、このロスの主要な部分には「あいつら」との関係も影響を与えている。 ラオスに住んでいた1年間は年中暖かいこともあり、毎日夜に散歩をしていた

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