「ゲネプロ」って何?【舞台用語を覚えよう⑤】
こんにちは。
北村毅(きたむらたけし)です。
今日は「舞台用語を覚えよう」シリーズ第5段!
【「ゲネプロ」って何?】です。
ゲネプロ…
本番が近くなってくると聞くようになるこの言葉。
「今回は小屋入ってから時間カツカツやし、ゲネプロできるかわからんわー」
「ゲネプロは絶対にやりたいんで、スタンバイは早め早めにお願いしますねー」
みたいな使われ方でしょうか。
この言葉は、
舞台公演初日や本番の直前に、衣装・メイク・音響・照明など、
全て本番と同じ条件で行われる「最終通し稽古」のことを意味します。
ドイツ語のGeneralprobe(ゲネラールプローべ)の略称で「ゲネ」と呼ばれたりもします。
General = 総合
Probe = 試験・検証
タイムテーブルなどには「GP」と表記されたりもしますね。
ちなみに「ゲネプロ」や「ゲネ」という言い方は日本だけだそうです。
なんでも省略したがる日本人らしい名称ですね。
ただ、現在では日本人の影響でドイツでも「ゲネプロ」という略語は通じるそうです。笑
日本人の影響力って凄い…笑
もひとつちなみに言うと、
日本の舞台関係者で「ゲネプロ」の正式名称がちゃんと言えたり、
この言葉がドイツ語であると知っている人はかなり少ないです。笑
近くにいるプロの人に聞いてみましょう。
僕の体感ですが、恐らく7割ぐらいは知らないと思います。笑
観ているのは舞台関係者だけで、本番とはまた違った緊張感のある「ゲネプロ」
本番を成功させるためには、なくてはならないお稽古です。
ゲネで失敗しておけば初日は大丈夫!なんて人もいますね。笑
ゲネは大胆に挑戦できる最後のお稽古。
大事なゲネで余計な緊張をしないためにも
「普段から本番だと思って」お稽古に取り組みましょうね!!
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