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新規事業を成功させる一つの秘密 (1):社内リソースとビジネス構築

(2021.10.6 再掲載)

 新規事業の立ち上げとしては、既存事業の展開や製品の改造、新製品の投入がありますが、人員や予算に限りのある中小製造業では、特に一からの製品開発はなかなか難しいものです。そこで既存の社内シーズの活用によって、最小限の労力で最大限の収益を得られる工夫が必要です。


 そこで、調査にあたっては、「社内リソース」の切り口を変えて、「他の用途に使えないか」という見方で、まずはリソースの棚卸を行ってみます。

 例えば、既存の製品の化学的特性や機能について、これまで想定してきた用途以外もあるか?について考えてみましょう。

 例として、焼酎を製造している会社が、既存の技術を活かしてアルコール濃度を上げて、消毒用に販売したのがよい例でしょう。


 このような観点から、現状の製品の持つ機能、さらには必要に応じて簡単な改造や配合変更で、その機能が強化される可能性も含めて、検討する必要があります。

 機能から新たな効果・効能を見出すことで、既存(または簡単な改良品)でありながら新たな用途、ついては新たな市場へアプローチできる可能性があります。

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