50歳! あと70年もしくはそれ以上!!
50歳になりました。
若かった頃、例えば20代で会社員をしていた頃は50歳なんて随分大人でしっかりしていて、社会的な地位や立場も高く、それなりに豊かな生活をしているものだと想像していました。
そしていざ、50歳を迎えてみると。
そんな若かったころの想像は幻想でしか無く、特に精神的にほとんど変わっていないことにびっくりしてしまいます。それに付随して着ているものも20代と変わらずですが、肉体は刻々と時間の経過を受け入れざるを得ません。白髪やシミ、シワも増えました。
そして思うのです。
よくここまで生きてきたと。
それなりに大変なこともあったでしょう。
たくさんの人々に助けられ、凌いで来ました。
今後の人生は余生だとして、ゆるりゆるりと生きていきたいものです。
あと70年くらい(もしくはそれ以上)!ですかね。
昨日は40代最後ということで、連れ合いに写真を撮ってもらいました。
ニコンのフィルムカメラにモノクロフィルムを詰めて。
彼女は素人なのでピントが心配ですが、雰囲気が写っていれば良しとしましょう。撮ってくれる相手がいて、どんなかたちであれ写真として遺っていれば充分ですから。その行為が、ふたりの共同作業が写真なのですから。
先ほど50歳以降は余生だと書きましたが、それまでやってきたことが徐々に結実してくるのではないかと思っています。70年、もしくはそれ以上の時間があるので、焦らずじっくりと待ってみることにしましょう。それだけでは手持ち無沙汰なので、なにか楽しいことをやりながら。
今日まで大きな怪我や病気もなく生きてきました。
これは家族が作ってくれた野菜や米、果物、そしてそれらを料理してくれた家族のお陰でもあります。身体を鍛える機会やきっかけになっている野球と出会えたことにも感謝です。たくさんの出会いにも恵まれました。
そしてさらに思うのです。
もう、ジタバタしてもしょうがないと。
泰然自若。
すでにあるもので、備えているものでやっていこうじゃありませんか。
それで勝負していこうというのは些か物騒ですが、仮に丸腰であっても悠々と正面突破していきましょう。勝とうが負けようが実はあまり意味がなく、恥ずかしくもないことかもしれません。
楽しいことや楽しい人に出会えたら、少し執着してみましょう。
自分を助け、さらに相手に楽しんでもらえたらラッキーですね。
要らなくなったものとは振り返らず別れを告げ、乾いた孤独を楽しみましょう。身軽な孤独は世界を広げるでしょう。
私の独断ですが、こんな感じが50代以降のイメージです。
選挙が終わり、この国もゆっくりとですが変わってゆくでしょう。
時代がどう変われど、自分の心身の平静を保ちたいものです。
私の場合は作品を創っている時が一番幸せでしょうか。
あと70年もしくはそれ以上、楽しみたいと思います。