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踏んでも、進まない、だから楽しい。マツダ・ロードスター

踏んでも進まない、だから楽しい。

マツダ・ロードスターにとってこれは褒め言葉だろう

やあ、こんにちは。今どき珍しい、生物的な顔つきですね。

世界で最も売れたオープンカー、と言うとマツダ・ロードスターだ。

1989年から4世代にわたって開発が進められ、そのうち3世代がシャシーも刷新されている。いずれも車種単体で黒字も出しているとのこと。その証拠に、この間にマツダは2度の経営危機があり、それを乗り越えて継続的に販売・開発がされてきたことが裏付けている。

外観を見てみよう

この蠱惑的なデザインがなにより好み。日産フェアレディZロードスター(Z34)にも近いしいものがありますが、ライトなどの繊細さで日本人好みは断然マツダ・ロードスターですね。(写真が曲がっている・・・)

運転席に座って、リアタイヤに手が届く車って最近珍しいですよね。それくらいコンパクトで、車を運転しているというアナログさ実感できる楽しい車です。

なで肩のデザインはとても魅力的。難点は、ゴルフバッグがトランクに入らないこと。日産フェアレディZやBMW Z4はクリアしており、この辺りがちょっと惜しい。二人で乗るとゴルフ行けない。。。個人的にはこれさえ解決されれば買いたいかな。

トランクは機内持ち込み可能サイズのスーツケースが1〜2個入る程度。人によってはトランク上にレールをつけている人もいますね。

内観を見てみよう

よいカーデザインとは、運転席からボンネットの形がわかり、ミラーこしにリアフェンダーの形が見えること。車は乗っていると外観は見えないので、こうしてポイントを見せることで所有満足感と見切りの良さで実用感を出しているのですね。
ミラーカバーの縁が艶消し塗装されており、視野を邪魔しない気遣いはGood.

乗ってみよう

さて、乗ってみると…ハンドルが華奢で素敵(笑)。このハンドル握っているだけでも、この車欲しくなるなぁ。。。

1.5Lの純ガソリン車。最近HEVばかり乗っていたので、やっぱりアクセルレスポンスが緩慢になりますね。ATなので尚更。この辺りはHEV系を積んで欲しいと言う気持ちもあります…。「意のままに操れる」という感覚は、少なくともアクセル・ブレーキに限れば、最近のシリーズHEV系コンパクトの方が数段上だと思います。

それでもハンドルワークの応答の良さやFRパッケージでの運転感覚はライトウェイとスポーツカーのそれ。ちょっと古くて、新しい不思議な感覚。(ライバル的にはトヨタ・ヤリスのMTモデルかな)。

なんだろう、快適なバイクに乗っているようで、やっぱり楽しいんですよね。特にスピード出していないのだけど、とろとろ走ってるだけでも楽しい。飛行機で言えばHEVが最新鋭のジェット戦闘機で、ロードスターはまるでセスナ。違う楽しみがありますよね。

いろんなことは言えるけれど、総じて大事に作られてきた1台。しっかりと手を入れて開発されてきて、発売後も改良を重ねられている。一度は買ってみたい車。


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水と月
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