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時間は遡れないという事実

「今の状態で10代に戻れるとしたら何する?」

大人になったら、なってしまったら、誰しも一度はする会話ではないでしょうか?10代の彼らにはまだ経験のないことだと思います。「宝くじ3億当たったら何に使う?」と同じくらい、妄想の中でどこかワクワクしつつ、叶わない現実に絶望しつつ、何度もこのテーマについて話した記憶があります。

それくらい、若い頃の時間は大切な物だと多くの大人が知っているのだと思います。とりわけ10代(特に中高生の頃)は特別でかけがえのない物になるでしょう。

だからこそ目の前の若い人が、(あくまでもこちらから見て)時間の無駄のような生活をしているのを目にすると、ヤキモキするんだと思います。なんで貴重な10代をそんなことに使っているのよ、と。特に親御さんはそうなりがちなのではないでしょうか。でもきっとそれは大きなお世話です。大人のエゴなんでしょう。

個人的には今更10代に戻りたいとは思いませんが、「あの時もっとこうしてたらな」という後悔はあります。当時に戻ってやり直せると言われたら、戻らないかもしれないし戻るかもしれないし。今がそれなりに楽しいのでこのままでいいような気もするし、やっぱり戻れたら、あれもできたこれもできたと悩むかもしれません。

考えれば考えるほど、戻る戻らないは別として、当時の自分をぶん殴ってやりたいです。笑えるほどに。「41歳の大人になったお前は、好きな仕事をしていて、それなりに人生を楽しんでいるからいいものの、とはいえ、今のお前の人生の使い方は絶対に間違っているぞ」と10代の自分に会えたら言ってしまうでしょう。そうすると、きっと10代の僕からは「楽しんでいるならこのままでいいじゃないスか」と言われるでしょう。そういうところが生意気で嫌いなんです。

考えただけで胸が痛むくらい、時間は遡れないという事実は大きいです。少なくとも僕にとっては。今からでも頑張れることを頑張るしかないですね。


写真展のタイトルを「約束」にしようと思っています。まだ確定ではありませんが、自分の中ではほぼ確定しています。時間をかけて何度も何度もいろんな案を紙に書き出したりして考えましたが、「約束」が一番しっくりきました。

展示タイトルに関して、みなさんに手伝っていただきたいこともありますので、またタイトルが確定したらお願いしようと思います。


あと15分ほどで高校2年生の男の子の自宅撮影です。今日から撮影スタイルを少し変えようと思っているので楽しみです。上手くいけば今後もこのやり方で撮影をしようと思います。

写真展まであと3ヶ月半ほど。頑張ります。

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