Matt
ふーふー。ようやく東京に着きました。今は新橋駅の近くのカフェでこの記事を書いています。ここから銀座線で一本で表参道駅まで行けるはず。。。ですよね??それにしても久しぶりの新幹線に乗る前は怖かった。。。もう帰ろうかと思ったけど乗ってよかった。閉鎖空間が苦手なんです。
さて、ようやく最後の一人を紹介できそうです。タイトルの通り彼の名前はMatt。一つ前の記事で書いた女の子と同じ一軒家に住んでいました。Matthewの記事で書きましたが、僕はサンフランシスコに着いて誰も友達がいなかったので、language exchange partnerをひたすら作っていました。中には一度会うだけで会わなくなった人もいたけど、Mattとはお互いに馬が合ったようで、勉強も遊びも食事も何度も一緒に行きました。
彼も当時は19とか20歳だったと思います。よく考えれば当時35歳の10才以上年上の僕とよく遊んでくれたな〜と改めて感謝しています。彼もフィルムカメラが好きで自宅でカラーフィルムの現像もしていて(プリントはどうだったかな?)、共通の話題があるというのも仲良くなれた理由だと思います。
日本語の勉強も結構真面目にしていて、独学での勉強でしたが、パソコンのソフトやwebサイトで漢字の勉強なんかをしていました。独学では限界を感じて彼も語学パートナーを探していたようです。
僕が帰国後もMattは一度京都に遊びに来てくれました。ちょうど五山送り火の日だったので、友達も呼んで一緒に見に行きました。AKIZUKI galleryから徒歩数分で「妙」の字が見れるのです。AKIZUKI galleryで集合写真を撮りました↓
彼と遊ぶようになっていろんなところに連れて行ってもらったのですが、とても印象に残っていることがあります。先の女の子もMattも全身にタトゥーがたくさん入っているのですが、「今から友達でタトゥーアーティストを目指している奴の練習台になりに行くけど、一緒に行く?」と誘ってもらいました。僕の友達にはタトゥーを入れている人も何人かいるけど、実際に入れているところは見たことがなかったので付いて行きました。
「練習台になるんだ〜」と軽い気持ちでタトゥーを入れているところがとても面白かったです。タトゥーって一度入れたら消えないのに練習台になるんだ、、、と。彼のそういうフラットなところがとても好きでした。タトゥーを入れられながら「痛いーw」と笑っていたのをよく覚えています。
タトゥーを入れる場所は、タトゥースタジオ(と呼ぶんですかね)だと思っていたのですが、普通に友達の自宅でした。ベッドの横にタトゥーを入れる器具がありその場で普通に施術していました。「タケシ、これがベッドサイドタトゥーだ!」と意味のわからないことを言って彼らは笑い転げていました。
実はMattが住んでいるオークランドは彼曰く(僕は全然実感がなかったのですが)、とても治安が悪いらしく、僕がBARTに乗ってオークランドに行く時は必ず駅まで送り迎えをしてくれました。優しい奴です。一度彼の家で撮影をしていた時、仕事か何かの用事でMattが先に出ていかないといけないことがあったのですが、事前に同居人に、僕が帰る時は駅まで送るようにお願いしていてくれたこともありました。ほんと優しい奴です。というかそんなに治安悪いのかオークランドは。。。
一度Mattから聞いたのですが、先の女の子の彼氏がオークランドの道端でピストルで脅され、強盗に合って一眼レフカメラをとられたそうなんです。そして、その彼は2週間後にまた道端でピストルで脅され強盗にあったと言っていました。どうやらオークランドは治安が悪いみたいです。
彼とは今でも普通に連絡を取れる仲なので(LINEは生きているはず)、今回の展示の結果が出たらまた連絡してみようと思っています。
これで今回出展している作品の四人の撮影の裏側(というか人物像)の記事を閉めようと思います。ちょっと説明的な文章になってしまいすみません。今は11:16。12:00前には会場にいようと思いますので来れそうな方は作品を見に来てください。会場では17名の作品が見れますよ。お気に入りの作家も見つかると思います。お待ちしています。
出展中のMattの写真はこちら
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めざせ個展
3月24日(水)〜4月4日(日)
12:00~19:00(※最終日は16:00まで)
会場はこちらの「ナダール」と「ギャラリー晴れ」です
https://g-nadar.net/about/access/
表参道駅徒歩5分(どちらも同じ建物内です)
サポートしてもらえるなんて、こんな嬉しいことはない。