見出し画像

プロセスエコノミーと薄っぺらい自分

コロナで10代自宅撮影が2件も延期になり、いろいろとピンチになりました。個展の日程は既に決まっているため、10代撮影は難航しています。シンプルにモデルが足りていません。ぜひ周りの10代をご紹介ください。ご紹介くださる方は必ずこちらをモデルさんとそのご家族に読んでいただいてください。10月半ばまでは撮影を続けたいと思っています。

画像1

画像2

展覧会名:未定
会場:NADAR (ナダール)
会期:11/24(水)〜12/5(日)
open 12:00 - close 19:00
※最終日は16:00まで
※月、火曜休廊


僕は中身の無い薄っぺらい人間です。呆れるほどに。

この2日ほどで『プロセスエコノミー』という本を読みました。成果物としての商品を売るのではなく、成果物が出来上がるまでの過程を商品として販売する時代がやってきている。といったことが書かれた本です。

プロセスエコノミーという言葉自体は西野亮廣さんのオンラインサロンで何度も目にしているので、内容としては知っているものでした。商品が出来上がるまでの紆余曲折を描いた物語こそ、今一番の売り物になるよというものです。

プロセスエコノミーという言葉もその意味も理解していたつもりだったので、本の中身は半分くらいは知っている内容でしたが、読み進めているうちに僕はプロセスエコノミーの表層を薄っすらとしか理解していないことが分かりました。

プロセスエコノミーの構造自体は、先ほど書いたように、「過程を売る」なのですが、もっとも大切なのは「なぜそれを作るのか」の「なぜ」の部分だと書かれていました。「why」こそ最も大切だと。

本の中で紹介されていた動画がとても参考になるのでここにも貼っておきます。日本語字幕も付いています。僕ももう一度この動画を観ようと思います。

一昔前は商品の品質で物が売れましたが、今の時代はどのジャンルの商品やサービスも品質はほぼ横並びです。どこのレストランでもそこそこ美味しい料理が食べられ、家電などもメーカーごとの機能に大差はありません。撮影サービスに関しても、今はみんな上手に撮れて当たり前の時代です。

より人を購買に導くのは「why」の部分です。「why」による感動が売れる時代になりました。プロセスエコノミーはただ単に過程をオープンにしてマネタイズすることではなく、「why」を過程に乗せて発信することで成立します。

そこで自分に関わるいろいろな事柄の「why」を考えてみたのですが、あまりスッと出てこなかったのです。これにはショックを受けました。自分は中身のない人間なのではないかなと。「楽しいから写真を撮っている」程度のことは出てきますが、やはりこれでは弱いなと思うし、薄っぺらいなと思います。

これから自分の「why」と向き合う日々が続きそうです。

本も動画もオススメです。

画像3



いいなと思ったら応援しよう!

秋月武 | 写真家
サポートしてもらえるなんて、こんな嬉しいことはない。