見出し画像

each / それぞれの

おはようございます。今日は奥さんの誕生日。いい天気。ようやく自分が8時間寝ないとダメな体なんだということを知りました。6時間睡眠だと2時間余分にプライベートな時間が増えるのだけど、頭も体も心もリセットされないので結局自分にとってはマイナスです。このこともまた別記事で書きたいと思います。


10日ほど前にこんな記事を書きました。


南青山の写真ギャラリー「Nadar」で開催される『めざせ個展』という個展権を競ったコンペに参加するというものです。実はその『めざせ個展』が今日から開催されます。このコンペは選出された審査委員はおらず、来場者とオンラインでの投票で獲得したポイントで優勝者が決まります。ぜひ投票に参加してくださいね。僕の作品がいいなと思っていただけたら1票入れていただけると嬉しいです。


挑戦の効能』にも書いたのですがFacebookで出展候補作品を何点か投稿してご意見を聞いてみたら、90人以上の方が「これがいいと思う!」とコメントをくださいました。とても嬉しかったです。みなさんのご意見を参考に、2015年から撮り続けているモデルさんの自宅で撮影したポートレートを出展することにしました。

画像2

画像3


その後、今度はタイトルのアイデアをください!とまたまたFacebookに投げたところ(なんでも人を頼る性格)、これまたたくさんのコメントをいただきました。中でも多かったのは時間や空間に関するものでした。僕としても今回はコロナのこともあるし自分の時間の使い方がガラッと変わってしまった一年だったので時間に関するタイトルがいいのかなーと思っていました。

たくさんいただいたタイトル案を小さな紙に書き出して、並べ替えたり、グループ分けしたり、組み合わせたりしながらとても長い時間をかけて考えに考えました。

画像4

一日中考えて、とても長い時間をかけてしまったのですが、ピンと来るものが思い浮かばず(元々、いただいた案の中から選ぶというものではなかった)、かなり苦しい思いをしました。考えれば考えるほどに迷宮の奥深くに進んでいるようでとても難しかったです。展示はタイトルが一番難しいのかもしれませんね。

一旦いただいた案は他所に置いておいて、もう一度この作品を出展する意味を考えることにしました。昨年の3月頃からコロナ禍が始まり、まる一年自粛生活のようなものが求められるようになりました。41年間の人生で初めて体験した緊急事態宣言が2度も発令されました。

たくさんの人が自宅で過ごすことが多かっただろうと思い、この自宅撮影のポートレートを選んだのでした。そのことをもう一度よく考えた時に、作品を見た人たちが、この一年の自分を振り返るきっかけになれば嬉しいなと思いました。僕自身は、未知のウイルスが拡がり、なるべく人と会わずに自宅で一人や奥さんとだけで過ごす時間がとても多く、自然と自分と向き合うことになりました。

ひとりひとりが自分と向き合った一年になったのではないかなと思います。そんなことを考えていると、「それぞれ」「各々(おのおの)」「個々の」という意味がある「each」という英単語が浮かびました。半強制的に外に向かう視線から自分の内側を観るよになり、ひとりひとりが自分と繋がったのではないでしょうか。

展示のタイトルに「each」意外といいな。と思えてきたので今回の展示タイトルは「each」にしました。案をくださったみなさんとは全く違う答えを導き出してしまいました。なんだかスミマセン。タイトルはいいのですが、問題はその辺の詳しいことをキャプションに書く時間が無くて、ポートフォリオに差し込んだキャプションにもう少し詳しい説明が必要だったなと反省しています。

とはいえ、時既に遅しです。今回はこれでやれるだけのことはやったと自分を褒めてやろうと思います。「めざせ個展」でグランプリを取れたらこの秋に個展を開催できます。どうしても個展をしたいです。ぜひ投票してくださいね!

(↑こちらからweb投票ができます!)


画像1



サポートしてもらえるなんて、こんな嬉しいことはない。