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マリン・カウンティ・ライン/ニュー・ライダース・オブ・ザ・パープル・セイジ (‘77)
Marine County Line / New Riders of The Purple Sage (‘77)
ニュー・ライダース・オブ・ザ・パープル・セイジは、’60年代の初頭にサンフランシスコでヒッピームーブメントと密接な関係の中で結成された。グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアは自身のカントリーやブルーグラスの趣味趣向を目的の一つとしたバンドとして、ニュー・ライダース・オブ・ザ・パープル・セイジにマンドリンやペダルスティールといったパートで参加していた。
ジェリー・ガルシアが参加していたこともあり、グレイトフル・デッドの弟分的なバンドというイメージも強いニュー・ライダース・オブ・ザ・パープル・セイジだが、ジェリー・ガルシアの多忙さやニュー・ライダース・オブ・ザ・パープル・セイジ自身のバンドとしての独立という面もあり、アルバムをリリースするごとにサウンドも変化してきた。
実際、セルフタイトルのファーストアルバム (‘71)や、パナマ・レッドの大冒険 (‘73)あたりでは、デッド色を感じるサウンドだった。本作は通算10作目にあたるアルバムであり、7作目まではコロンビア・レコードから、その後は本作までがMCAレコードからのリリースである。
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しかしながら、次世代のカントリーロックの台頭や、アウトロー・カントリーなどの人気に押され、彼らの人気は下降を辿っていった。その後、’97年にバンドは解散、’05年に再結成し、アルバムもリリースした。
YouTubeに音源があったのでどうぞ。Spotifyは該当なし。
ジェリー・ガルシアだけでなく、ミッキー・ハートやフィル・レッシュも参加していたことから、グレイトフル・デッドのファミリーとして認識されている。
個人的には、初期のアルバムと本作あたりの年代のアルバムを聴き比べるのも面白いと思う。