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映画:スケルトン・キー (‘05)
Skelton Key (‘05)
以前の映画紹介の記事と同じく、本作もルイジアナ州を舞台にしたホラー映画であり、スパニッシュ・モスの垂れ下がる湿地帯や、南部風の邸宅、呪術のレコードなど、南部音楽ファンには興味深いシーンがたっぷりある。
私は映画紹介の記事で本作を知り、DVDも廃盤になっていたので、中古品を探して購入した。
今回もネタバレにならないように、DVDの解説を引用させていただく。
ルイジアナ州の古い荘園に住む老夫婦のもとで、住み込みの介護士として働くことになったキャロライン(ケイト・ハドソン)。重病の父親を看病もできず亡くした彼女は、それを埋め合わせるかのように、脳卒中のため口もきけず、身体も動かせないまま余命1ヶ月という家の主人、ベン(ジョン・ハート)の世話をはじめる。そんな彼女に、女主人のヴァイオレット(ジーナ・ローランズ)は、すべての部屋を開けることができるスケルトン・キーを預ける。キャロラインは30余りある部屋を自由に行き来できるようになるが、どの部屋も何十年も昔のままの状態で、鏡が取り外されていることを不審に思う。やがて、屋根裏から聞こえてくる妙な物音に気付いた彼女は、預かったキーでも開けられない部屋がひとつだけあることを知る。それは、屋敷の忌まわしい過去の秘密、殺された黒人奴隷の夫婦が呪術を行っていたという禁断の部屋だった…。
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黒人奴隷の夫婦が、ロバート・ジョンソンの有名な写真と雰囲気が似ており、呪術のレコードの不穏さと相まって、背筋が凍る思いがする。
個人的にもかなり好きな映画で、10回は観ている。単にホラー映画という怖さではなく、かつてのブルースには、こういった一面があったのではないか?という怖さである。