ザ・セッション/ジェリー・リー・ルイス (‘73)
The Session : Recorded in London with Great Guest Artists (‘73)
「火の玉ロック」「ホール・ロッタ・シェイキン」などで有名な、ピアノ弾きのロックンローラー、ジェリー・リー・ルイスが’73年にロンドンで多数のゲストを招いておこなったセッションの2枚組アルバムを紹介させていただこう。
特筆すべきは、ゲストの豪華さである。実際、9〜10人ほどが一緒に演奏していたという話もある。ロリー・ギャラガーやピーター・フランプトン、アルバート・リー、アルヴィン・リーらも参加しており、気難し屋で知られるジェリー・リーであるが、なぜかロリー・ギャラガーは気に入られていたという逸話もある。
ジャケットも通常の見開きではなく特殊なデザインになっており、アナログ盤の見開きジャケットの存在感も十分である。
‘50年代のロックンロールが失速していた’70年代において、素晴らしいパフォーマンスである。当時から一部では人気のあったアルバムである。
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異色ではあるが、非常に内容の濃いアルバムである。但し、CDとアナログレコードで収録曲数が違うのが残念である。