レイト・フォー・ザ・フューチャー/ギャラクティック (‘00)
Late for the Future / Galactic (‘00)
‘94にニューオーリンズで結成された、ジャムバンドの一つであるギャラクティックの3作目のアルバム。ジャムバンドといっても範囲は広く、グレイトフル・デッドのように長尺のナンバーをさらに延々と演奏するタイプや、インプロヴィゼーションに重きを置いた一触即発のスリリングさを求めるタイプなど、バンドのスタイルも様々である。
彼らギャラクティックは、ニューオーリンズのバンドらしさ〜ミーターズに通じるようなフィーリングに溢れたバンドである。南部の暑さ(熱さ)を匂わせつつも、もう一方ではクールでタイトな演奏は、ある種の中毒性を持っているように感じる。
個人的にはスタントン・ムーアのドラムの小気味良さが最高である。一般受けしなさそうなバンドなので、中古盤の流通は少ないと思うが、サブスクでは多くのアルバムがリストアップされている。
黒いサウンドとニューオーリンズの熱気を感じる一枚である。オススメ!