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暁の神秘/エリック・バードン・バンド (‘74)
Sun Secrets / The Eric Burdon Band (‘74)
‘60年代のブリティッシュロックにおいて、ホワイトブルースの領域ではその名を知らない方はおられないバンド、アニマルズのリードボーカルであり、その後は拠点を移し、ベイエリアファンクのウォーとして精力的に活動した、エリック・バードンの再スタートになるアルバムである。
エリック・バードンは早くからブラックミュージックへ傾倒しており、それはアニマルズやウォーの音楽性にも表れている。しかしながら、イギリスの白人によるブルースの「ニセモノ感」を払拭するべく試行錯誤を繰り返したのは十分理解できる。
サウンドは若干ながらサイケデリック風味も感じるが、セルフカバーを含む楽曲〜特に「悲しき願い〜ドント・レット・ミー・ビー・ミスアンダーストゥッド」のスローバージョンもある種の渋さを感じる。
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アニマルズやウォーの功績の陰に隠れた感があり、今ひとつ人気のないアルバムだと思うが、隙間産業的な意味も含めて紹介させていただいた。
国内でもお馴染みの「悲しき願い」をYouTubeから。
Spotifyはこちらから。現在は2in1CDのため、トラック1〜トラック7が本作である。
久しぶりにアニマルズも聴いてみたが、黒光りするほどのパフォーマンスを再認識した。