セシリオ&カポノ/セシリオ&カポノ (‘74)
Cecilio & Kapono / Cecilio & Kapono (‘74)
‘70年代後半にサーフロックなる流行があった。その名の通り、サーファーたちが好んで聴いていた音楽の総称である。当時、私は大阪の下町で平凡な日々を送る中学生だった。また、近所の年上の兄ちゃんたちは、ホットロッド好きでロックンロールを聴いているグループ、ライトバンの天井にサーフボードを乗せてサラッとした音楽を聴いているグループのいずれかだった。
その後、サーファーに人気だったのが、今回紹介するセシリオ&カポノやカラパナである。ハワイアンロックとも言われたが、同様に人気のあったパブロ・クルーズはサンフランシスコのバンドであり、いわば油ギトギトではなく、サラッとした音楽が人気だったということか。
私がセシリオ&カポノやカラパナを聴くようになるのは、リアルタイムからかなり年月が経過してからになるが、特にセシリオ&カポノのハーモニーにやられてしまった感がある。
実際、セシリオ&カポノ、カラパナ、パブロ・クルーズなど結構集めた。セシリオ&カポノはトゥゲザー・ライヴというアルバムが入口となり、逆に過去作品を辿ることとなった。
夕方、クルマで聴くにはベストな一枚。