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‘05年 カワサキ エストレヤ カスタム 購入時

私がエストレヤを購入した時の状態と現在の状態と比較してみた。
カスタム箇所ではなく、納車整備という視点で見ていくことに。

フロントがドラムブレーキのオートバイを探していて、スズキのテンプターが気になっていたのだが、いかんせん玉数がなさ過ぎるのが問題だった。そこでふと気になったのが、エストレヤのフロントドラムブレーキのモデルだった。

サドルシートの「カスタム」とダブルシートの「RSカスタム」があったが、これはサドルシート一択だった。理由はもう一台のGB400と違ったキャラクターを目指したから、低いハンドルとバックステップにしないという前提によるもの。

納車整備の内容は、一般的な油脂類の交換や消耗品の交換は除いて以下の通り。
①キャブレターのオーバーホール
②フロントフォークのオーバーホール

フューエルホースの劣化(右)

フューエルホースの劣化がかなり進んでおり、購入後1年が右の状態。実際、二次エアーを吸っていたため、アイドル不調になった。
キャブレターのオーバーホール時に気づかなかったのか疑問。

フロントフォークのオーバーホール時に、劣化して亀裂が入ったフォークブーツは純正新品に交換した。

IRC GS-19 110/90-17

タイヤは溝が結構残っていたが、製造年から10年以上も経過しているので、新品に交換。
自分のポリシーとして、タイヤは溝の有無ではなく、製造年とひび割れなど経年劣化の状態が重要であり、乗り手と地面を繋いでいる唯一のパーツはタイヤである〜という理論で、必ず新品に交換している。

続いて納車整備ではないが、購入時の要改善部分を見ていく。
①フェンダーはキズ、塗装剥がれ、サビあり。
②ウィンカーステーはゴム部分の劣化をシーラーで固めてあった(4箇所とも)。
③ヘッドライトケースの割れ。
④メーターケースの割れ。

フェンダーの損傷部分
ウィンカーステーの状態
ヘッドライトケースの割れ
メーターケースの割れ

おそらく、左側へ転倒したことがあるような感じだった。
まあショップはレストア屋さんじゃないし、ベース車両として購入したので、全く問題はなかった。

中古品を磨いて装着
POSH製のウィンカー
スズキ・ボルティの純正品と同一品
これも中古部品から交換

補修内容として、
①フェンダーは中古品を購入〜磨いて装着。
②ウィンカーはPOSH製の小型クラシックタイプに交換。
③ストックにあったスズキ・ボルティのメッキタイプに交換(後にブラックに交換)。
④他の年式の中古のメーターを分解し、ケースとインジケーター(グリーンからオレンジに)を交換。

途中経過の比較

中古車はこんなもんと考えている。大きな問題さえなければ、それでよし。
エストレヤは長きにわたって販売されてきたモデルのため、時期によってはリスクの大きいモデルもある。
持病であるカムチェーン・テンショナーの問題も、対策品での対応の時期(’00年)、シリンダーヘッド自体が変わった時期(’03)がある。’05年式を購入したのは、このリスクを考えてのことだった。

こうやって少しづつ手をかけていくうちに自分自身の分身になっていく〜というのは映画「グラン・トリノ」の中でも語られている。

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