ギター・スリンガー/ジョニー・ウィンター (‘84)
Guitar Slinger / Johnny Winter (‘84)
100万ドルのギタリスト、ジョニー・ウィンターのアリゲーター・レコード移籍後の最初のアルバム。10年以上もの間、CBSから多数のアルバムをリリースしてきたが、’80年代に入ってから、ブルースの名門であるアリゲーター・レコードと契約し、3枚のアルバムをリリースした。
個人的によく聞いたのは’70年代にリック・デリンジャーと活動していた頃と、このアリゲーター・レコード期である。’70年代はロック色の強い作品が多かったが、アリゲーター・レコードに移籍後は、ブルース色の強い作品になっていった。
ジョニー・ウィンターといえば、ギブソンのファイヤーバードというイメージがあるが、この時期はアールワインというメーカーのレーザーというヘッドレスギターを使用していた。これも’80年代という時代を感じさせるギターである。
このギター・スリンガーに続いて、シリアス・ビジネス、サード・ディグリーとアルバムをリリースするが、いずれも素晴らしい内容のアルバムである。
ちなみに彼が’68年にデビューした時のベーシストは、後にスティーヴィー・レイ・ヴォーンのダブル・トラブルのベーシスト、トミー・シャノンである。
必聴盤!買うしかない。