見出し画像

訃報ゲイリー・ロッシントン〜ロッシントン・コリンズ・バンド/ディス・イズ・ザ・ウェイ (‘81)

This is the Way / Rossington Collins Band (‘81)
3月5日レーナード・スキナードのギタリスト、ゲイリー・ロッシントンが他界した。最後のオリジナルメンバーの他界によって、一つの時代が終わった感がある。

何度かのメンバーチェンジを経て活動を継続してきたレーナード・スキナード、それぞれの時代にそれぞれの名曲、名演があったことは言うまでもない。
個人的には’76年のスティーヴ・ゲインズ加入〜’77年の飛行機事故までの時期がベストだと感じている。私の最も好きなアルバムは”One More from the Road”(2枚組ライブ)であり、その中でも”T for Texas”のスティーヴ・ゲインズのスライドギターは、何度聴いても鳥肌が立つ。

‘77年の飛行機事故で他界したボーカル、ロニー・ヴァン・ザントの実弟ジミーを加えてのリユニオンツアーまでに、サバイバルメンバーたちはいくつかのバンドを結成した。
その中の一つが「ロッシントン・コリンズ・バンド」である。38スペシャルのバックボーカルだったデイル・クランツをリードボーカルに迎え、’80年代当時のパワフルなロックを演奏していた。ちなみに38スペシャルもロニーの実弟、ドニーがリードボーカルを務めている。ツインリード、ツインドラムのサザンロックの編成だが、「兄貴のバンドはトリプルリードだが、こうすれば俺たちもトリプルリードだ」と自身がギターを抱えるシーンをライブで見ることができる。

バンドとしては2枚のアルバム、”Anytime, Anyplace, Anywhere” (‘80)、”This is the Way” (‘81)をリリースした。当初のレーナード・スキナードが持っていた「まったり感〜スワンプ風味」は激減したが、’80年代という時代にあっては、純粋な南部ロックだったと思う。

画像はセカンドアルバムであるが、US盤と国内盤でデザインが違っている。

US盤(左)/国内盤(右)
US盤(左)/国内盤(右)

US版と国内盤で裏ジャケットが違い、US盤はプレス加工で起伏のある裏ジャケットになっている。

“Guitar World”誌の付録DVD

2009年にアメリカで入手した”Guitar World”誌の付録DVD。久しぶりに鑑賞しようと思う。なんか切ない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?