スタンピード/ザ・ドゥービー・ブラザーズ (‘75)
Stampede / The Doobie Brothers (‘75)
ドゥービー・ブラザーズの5作目のアルバム。トム・ジョンストン時代(初期)からマイケル・マクドナルド時代(後期)に移り変わる時期〜スティーリー・ダンにいたジェフ・バクスターが加入。トリプルリードとなり、より多彩なスタイルに進もうとするバンドが感じられる。
個人的にはドゥービーズはトム・ジョンストンのバンドだと思っている。もちろん、もう一人のギタリスト、パット・シモンズの存在を忘れているわけではないが、トム・ジョンストン少しの強面が、オートバイ乗りに支持されてきたバンドという側面を感じさせる。
マイケル・マクドナルド加入後は、どうしてもAOR色が強く、AORは好きだけど、彼らにはロックンロールバンドでいて欲しいという気持ちになってしまう。実際には5作目の本作までをドゥービーズと認識するファンも多い。
内容はツインドラム、トリプルリードという編成に加え、ゲストとしてライ・クーダー、マリア・マルダー等を迎え、ホーンやストリングスを配したことも加わり、スケールの大きさは初期ドゥービーズで一番かと思う。
入手もしやすいので、機会があればぜひ!超オススメというより、入手すべき一枚。