ラヴ・ソングス/バディ・ホリー (‘81)
Love Songs / Buddy Holly (‘81)
私は基本的にコンピレーション盤はあまり購入しないのだが、内容やジャケットデザインで購入することも時々ある。今回はそんなジャケ買いしたアルバムを紹介させていただこうかと思う。
ご存知のように、バディ・ホリーはロックンロールのオリジネイターの一人でもあり、彼の作品はその後のロックやポップスにおいて非常に大きな影響を与えた。不運にも’59年2月3日に飛行機事故により、この世を去ることになってしまったが、ドン・マクリーンも「アメリカン・パイ」の中で、この日を「音楽が死んだ日〜The day, the Music died」と歌っている。
彼のオリジナルアルバムは’80年代半ばに国内盤で再発売されたが、ヨーロッパ盤では初期のロカビリー曲を収録したアルバムなど、テーマに沿ったリリースもされていた。
本作は、彼の「ラヴ・ソング」に的を絞ったコンピレーション盤となっている。
大瀧詠一の元ネタ集のようになってしまうが、氏の曲は決してパクリではなく、膨大な知識と経験による再解釈であるのは、皆さんもご存知であろう。
個人的には「A面で恋をして」のような「エヴリディ」が大のお気に入りである。
A面4曲目の「ユーヴ・ガット・ラヴ」。
B面5曲目の「ルック・アット・ミー」。
Spotifyのプレビューはこちら。
バディ・ホリーとバンドのクリケッツの関係は、「バディ・ホリーのバックはクリケッツが担当し、クリケッツ名義の場合、リードシンガーはバディ・ホリーが担当する」という、屁理屈のような契約だったらしい。
いずれにせよ、一家に一枚は持っておくべきアーティストのアルバムである。