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メイド・イン・ヨーロッパ/ディープ・パープル (‘76)
Made in Europe / Deep Purple (‘76)
言わずと知れた第3期ディープ・パープルのライブアルバム。「紫の炎」で始まり「嵐の使者」で幕を閉じる迫力の5曲。彼らのライブアルバムではライヴ・イン・ジャパンが超名盤として認識されているが、今回のメイド・イン・ヨーロッパは、私個人の音楽歴を語る中で非常に重要な一枚となったアルバムである。
‘78年の6月頃、一緒にバンドをやっていた友人宅で聞かせてもらい、当然のように感銘を受けた。夏休み期間にアルバイトをしてベースを購入する計画であったが、どういったモデルにすれば良いのか悩んでいたのもこの頃。
そしてこのアルバムの裏ジャケットで、ベースのグレン・ヒューズが髪を振り乱してリッケンバッカーを弾いている写真を見て「これしかない」と直感したのである。
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そんな経緯もあり、夏休み期間ずっとアルバイトをし、念願のベースを購入することができた。しかし、楽器店にはグレン・ヒューズが弾いていたファイヤーグロウのカラーはなく、メイプルグロウ(ナチュラル)しか置いていなかった。それでも念願のリッケンバッカー(グレコ製)である。気に入らない訳がない。
そして10年間、本家の4003Sを購入するまで、メイン機として演奏を共にしてきた。
さらに20年が経過し、グレコ製リッケンバッカーに手を入れることにした。30年間リッケンバッカーしか弾いてこなかった思い入れに自分自身の改良点を加え、ほぼ全ての箇所に手を入れた。そして最初に憧れた’70年代のファイヤーグロウにラッカー塗装で仕上げた。
思い入れたっぷりのグレコ製リッケンバッカーモデルは現在のメイン機である。
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レコードの解説から大きく離脱したが、第3期ディープ・パープルの特徴はなんといっても「黒っぽいフィーリング」に尽きる。それを土台にした上に、グレン・ヒューズはボーカルも取れるというのがメリットになっている。
個人的にはディープ・パープルの時期による好みは、第3期>第4期>第1期>第2期となる。所謂、黄金時代の第2期が私の中ではあまり好みではないということ。評価が低いのではなく、他の時期の方が好みである。